ほんまなら 泣いてるうちに 縮こまり 浮かばれぬまま 終わるとこやな
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しょうもない 望み叶える ためならば あの手この手も 中途半端や
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綱渡り しているうちは 当たり前 下を臨めば ほんまヤバいで
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のんびりと ゲームやってる 場合かよ 気楽なもんだ 世間はいつも
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現実は ほんまヤバいで なにもかも 際どいもんや 踏ん張りどころ
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行き詰まり 問題ありの ご時世に 切り抜けましょう 爽やか笑顔
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思ひ文 つづれど届けるつてもなく せめて見つめる 同じ夜の月
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疑いと無味乾燥の無情感愛を掻き消す自信ありげに
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猫にゃーん それでいいじゃん日本語を話すのがもうめんどくなった
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六花りっか咲く むはあたわず もりゆく  つのりゆくのは 恋の花なり
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モンゴルでは 知らないテントに入る時 犬を抑えて!と 叫ぶんだってさ
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天幕で 寝息が凍り 霜が降る うすしらやみの 雪山の夜
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公園の ひしめくテントに風が抜け 難民キャンプに 爆弾が落ちる
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誰にでも運命だねと言う君が偶然だねと僕に手を振る
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しあわせな ねこは こうきしんおうせい好奇心旺盛よ しょくよくもあり よくねんねする
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君と見た去年の月が今更に画面の中で輝き増して
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真夏日を越へぬ予報を 頼りにし 上衣一枚足す 雨後の朝
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リモコン手に嫌なニュースやコマーシャル逃げるが如くチャンネル変える
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ねこ母は いまの体型 キライじゃない キューピーちゃん下腹はぽっこりでも ウエストできてきた(もうすぐ腹筋割れそ)
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公園は伸び放題の雑草に敷き詰められて遊ぶ子らもなし
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会議場 百日紅で 彩って 説明を聞く 参加者の笑み
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調子わる心配させる雑音のきざしは有った凄い雷 /ラジオ
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万博を開催中の大阪は降雨予報が外れてばかり
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耳ふさぎ見上げた空に雷鳴を忘れた光だけがまたたく
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ほんとうを十重とえ二十重はたえに押し匿すまあるい嘘の博覧会で
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いとしひと その後ろには べつのひと その気づきこそ わたし、幾度も
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塀のうえ激近カラス舞い降りて語るひとときこれもご褒美
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プードルが身を乗り出して嗅いでいる街の匂いを空気を風を
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ハートって半分こしやすいカタチ 分け合うときも、分かれるときも
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あした咲く つぼみさがして 安堵する 半分いじょう かれてる朝顔
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