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鰯雲ゆるく流れて風涼し 手抜きの庭に草がはびこる
32
この中で あんたがいちばん 酔ってると 飲んでないのに スナックで言われ
7
予想外涼しい九月に抱え込む夏の食材消費計画
17
夏風の涼しくなれば気づきたり熱きこころの冷めゆくことを
30
長月の 長雨の夜 デリバリー 感謝して食う 月見バーガー
4
深山辺に遠く聞こゆる滝の音あはれなりけり秋の調べよ
5
この先に逢う孫のため今日は行く娘と賄うベビー用品
38
彼方の岸 愛しき人に逢いたくて 泣いているのか 雨の秋彼岸
23
崖線を 歩く二人に 雨が降る 白彼岸花 初見のあなた
11
寝てる間に死んじまったら気づかずに目覚めてそりゃあ驚くだろう
10
照りつく陽やわらぎ始じむ空模様しずかな風に夏はほどけん(時季逃し。職場での過去歌)
(
)
17
友降りて 独り電車が 騒音の 煩わしきと 思いけるかな
7
みずりんの数値を測る物差しに恋煩いがあゝ高過ぎる
25
意識切り替えて命を守らなきゃまた豪雨もう他人事じゃない
26
秋づきて 刈るべき田面を 濡らす雨 枕に響きて 晴れを待つかな
14
秋彼岸好きな桔梗を手向けたり「姉妹仲良くやっていますか?」
27
「絆創膏の絆はキズナと書くんだね」実験室裏 夕陽が見えた
13
分布意味論 誰も来たことのない場所でエビと讃美歌が口づけ交わす
6
「電車の音がさ 冬の夜とかに聴こえるじゃん? あれって行き先とかあるのかね?」
7
好きな色 上位に位置する ブルーでも 空のブルーは 特別なんだ
13
気休めのように聞こえる 専門家でてきて告げる安全宣言
5
堅牢といわれたものも流されて屋根吹き飛んでけむりがあがる
8
盛り場もネオンがきえて見上げればかがやきわたる満天の星
10
こんなにもあたたかいのか 停電にろうそくひとつひかりがともる
12
俄雨雪に変わってしんしんと足から冷える避難所の夜
10
高い枝切ったおかげか我が庭に金木犀の香りましまし
16
お互いが 最低だったと 笑い合い 黙々と食う 子供ら見つめ
6
時溶けて 夢見の気持ち 忘れゆき あの人の声 内に谺す
9
バスを待てず
降
(
ふ
)
り出す雨 共に並ぶ隣の人の 差し伸べる傘
28
rinobeshiteumarekawarerutatemonoyoshizukanishizukanikonomamayukitai
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