気付いたら戻れないから今はまだ触らないでね夏の夜の恋
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手の甲に脈が浮くときぼくたちはみんな生きててみんなさみしい
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君からの最後の言葉を持っていく 星のきらめくここにさよなら
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はやばやと「冬が来ます」と雪虫の訪いくる庭にクレオメの咲く
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あなたとの記憶は全部あの夏に預けて僕は日々に帰るよ
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風の誘いにゆらゆらと 萩の花房頷きて 秋のはじまり
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ご祈祷の間(ま)もすやすやと眠り居る愛(いと)し命よ健やかなれと /お宮参り
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死にたくてたまらない夜の散歩道 このままきみを殺してみたい
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直島の黄色い「南瓜」を食べました、揺れるフェリーで手を繋いだら
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演歌好き娘から詞を頼まれてやっぱり曲は星中浩二
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彼岸花 赤く染まつた 掌で 『こちらへおいで』 手招く招く
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うさぎさんのアイマスクなければ寝れないと三歳の孫婆を困らす/連休始まりました
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浅葱色(あさぎいろ)の 空、ロゼワインに 透かし見る 碧(みどり)の瞳 物言わぬ口
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青空はあいつの免罪符だから夕日は早く空を灼いてよ
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部下からの 夕焼け写真 メッセージ たまには空を 見てくださいと
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雲に乗り 遠き異国の亡き父を 訪ねてみたし 空澄みわたれ
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食べすぎて夜更かしをして本読んで秋好きすぎて不健康なり
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夕闇の熱冷めやらぬステージのジャジーな調べに星集まりて
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1人寝のダブルベッドは広すぎて少し真ん中寄ってみる夜
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露天風呂 入りたかった けどトドが 10人位で 占拠してたから
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お彼岸の帰省 遺影に手を合はす 微笑みし和服姿の祖母
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校門で 「また明日ね」と 何度目の 保証書のない 未来を契る
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jintokushadaremogashitausonohitonouranokaowatadanogizensha
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台風も紛れ飛びくるミサイルもショート動画の海に溺れて
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真っ白に花びら開く曼殊沙華凛々しく立てり鉢に一輪
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汚れてはいないだろうかその肌に触れる前殺めた恋の血で
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鹿児島の 焼酎バーで しっとりと おっさん4人で 昔を語る
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思ひわび上(うは)の空なる浮雲に倶(たぐ)ひて去らむわが身ともがな/擬古短歌
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障害を 抱えた息子を 育てつつ 苦労ねぎらう 我と友二名
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玉津島神の恵みの尽きずあらば立ち返るべき和歌の浦波/擬古短歌
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