じじばばの家に行くこと嫌がって いつの間にやらそんな年頃
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今朝飯は糖質多い古いパンオートミールに傷んだバナナ
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冷蔵庫記憶頼りに中漁るまだあったはず開けた缶詰
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生姜ねぎきびしい季節もあと少しお守りとして日々使いつつ
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カムチャッカの若者がねむりほしがふる夜もだれかが泣いているのに
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通院日 さいわい強風すこし止み ただ寒いだけ おおさむこさむ
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万博より お菓子オリンピック 気になるわぁ 旭川での開催なのね(遠いな‥)>全国菓子博覧会とやら
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おはようと声をかけたら「ニャ」とお返事 それだけだって 今日は良い日だ
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「おいしい」と 手料理を褒められるごと「いいね」と評価いただく短歌/感謝を込めて(^^)
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本当の 自分を隠し いい子ぶる うまくやってる この子天才
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周期律 最外殻の 電子だよ 理解ができる この子天才
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少年が 芥川賞 読む日には 太宰を語る この子天才
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何もない 何も持たない 人生を 人は望んで いるのだろうか
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山羊を買い 畑に放つ 夢を持つ 彼女は地主 金持ち娘
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寒空に 畑に何を する人ぞ 声もかけたく なるのも道理
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望むほど 挫折がきつく なるのなら 望まないほど 消えてゆくから
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ゴミ出しを 頼まれたから あと少し パソコン叩く 老後の景色
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いいことは いつも続くと 限らない 何も望まぬ それもつまらぬ
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吐く息が 臭いと言われ 絶句する マスク美人の 横行する世
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三寒の あとに四温が 来ないから 梅のつぼみと 春待ちの朝
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まっすぐにまばらに雪は降りてくる風無く曇り積雪わずか
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熱心に壁際を見るいぬの目がゆっくり動きわたしと重なる
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フリル、リボン、レースにバラの髪飾り 全部憧れだけで留めた
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朝の空静かに浮かぶ半月に 我の心と重ね見上げる
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パソコンとOSにさへ「相性」があるとふ説に首ひねりをり
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薄紅の王女のごとき富士の山魅せられし君癌の貴公子
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ママ祈る おやすみ前の読み聞かせ 図鑑じゃなくて絵本であれと
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どれにしよ 辛い・生もの・添加物 君のいない日 ママの楽しみ
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山あひに 群生むれに咲くカタクリの 恥じらふ様に姿美し 
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春待ちて春告鳥は歌ひ出す 人や野遊び花便り待ち
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