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連休で看護師は来ず押し出しで母さんの勝ち三日ぶりかな/介護
17
南風が 遠のいていく 南国も トンボが泳ぎ 秋を楽しむ
8
言説の水面をゆらすときのまに思弁の底にしづみゆく石
5
モンステラ 部屋の片隅 いつもゐて 君はとこしへ 家族見つむる
8
エスパーが秋の夜空にしんしんと浮かばせている金のカチューシャ
11
彼岸入り 仏花を買いし 我に言う 「台風だよ」と 「臨機応変に」と
10
ハンターを とっ捕まえて どーだ顔 した途端あーら 夢だったのね
12
横殴りの雨を高層マンションの窓から見やる飽きずに見やる
14
乗り込んだ 運転席に 熱は無く 衣、夏でも 夏はもう無し
6
フレッシュも シュガーも入れぬ コーヒーを 心もなしに 掻き混ぜて居り
19
居るはずの 女郎蜘蛛居ぬ 蜘蛛の囲(ゐ)を 野分名残の 風が揺らしぬ
12
ねもころに 皮を剥かれし 渋柿の 吊られて並ぶ 尼寺の軒
19
黄金の秋の空まで響いてる「与作」は父の消えないこぶし
21
南国の 日差しを浴びて ドリアンを 食って喜ぶ 信州の人
7
「今朝会った 犬みたいだね」 そう言うと 君は否定し 尻尾振りだす
8
言い返さないのはレベルが違うから ごめん遊ばせ、星が綺麗ね
28
苦労してチカン冤罪晴れたのに妻と娘はまだ疑ってる/ほのぼのファミリー短歌
12
風体
(
ふうてい
)
はごくありふれた小僧だが一目でそれとわかる妖怪/妖怪短歌
9
それなりに年寄りちゃんとやってるしどなたか今日は敬ってくれ/前期も半ば
23
悠悠と
宇宙
(
そら
)
を流るる 曇り空 泪零れて 仄か霞んで
6
手作りの ラジオが拾う 信号の 発信源は 月の裏側
5
吉野家も いろいろメニュー 増えたよね それでも俺は 並盛りつゆだく
11
忘れえぬ 人に似た乙女 見かければ その母の名を 問ふすべもなし
12
風吹けば 散りゆく萩を 眺むれば われもかくこそ 消えなまほしき
10
ささの葉の さらさらそよぐ 頃にまた かささぎの歌 詠まむと思ふ
34
推しヌイを撮りて ラクガキを加工し 姪らと笑ふ
颶風
(
ぐふう
)
の連休
26
英雄のはなしをしようなりたくてなったわけじゃない彼の話を
6
言葉だけ真似てもあかんたこ焼きで飯食えてこそ大阪人や/大阪人短歌
13
切れ味の鈍き山型ハサミにて切ってみようか、昨日今日明日
9
お彼岸に相も変わらず小豆炊く
亡姑
(
はは
)
の手仕事絶やさぬように
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