どのレジに 並ぶかどうか 見定める 後に来た者 負けてたまるか
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定型でしっかり包む安心と靴を履かない素足の一歩
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夕暮れへ車体をごとり登り来て音色セピアの路面電車や
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白黒の星の鱗にヤマセミは粋な帽子でキャラキャラと鳴く
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宇宙そらを見て 地球ほしを見ざれば 花もなき 落ちる事なきメリーゴーランド
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枯れてなを 褪せた深紅のビロードの棘ある薔薇へ抱く愛しさ
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両岸は垂直の崖 長淵へ木漏れ揺れる 稜線と空
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一瞬でみなとみらいの灯は消ゆが聳えるビルの窓の灯は満つ
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自動巻き時計の中に僕たちの記憶は残り想いも巡る
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風の止む夜の静寂しじまに棚の上 微睡む猫は香箱の夢
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こんばんは そちらの暮らしはどうですか 六等星のワンルームより
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名も知らぬ白き小花は真実の愛だと知った胡瓜草かな
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夕闇のみなとみらいに富士と月映す運河は海へさざ波
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王様は足が濡れると川を埋め民の田畑を暮らしを枯らし (お仕事短歌)
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正月やお盆でもない実家では帰省したとてすることもなし
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越前の 寝殿造に 入りし時 紫の月 同じく眺むる
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冷え込みに雪明かりする磨り硝子この春最後の雪であれかし
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人の手により作られた朧月 人の手により作られた俺
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曇天の空はあまりに近すぎてクレーンの先は間もなく届く
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安酒で酩酊しつつ聴く甘き音 それしかおれを救い出せない
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送られてゆく真夜中の国道の田んぼの上を月は走って
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ものすごい風が吹いてる手荒だが祝福なのだようこそ若葉
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あゝ鳩よ野生本能忘れたか 春の遊歩道てくてく歩く
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鯉のぼりぐっと掴めば僕だって五月の風になれるのだろか
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こすずめの 羽を震わせ エサねだる 丸い体 いとうつくし
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ボストランプ氏たれば 場所ショバ代払えと 督促す 取り引きなれど それもアメリカ
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飛行機と星の棲む夜 街灯と 誰かが私の後ろに潜む
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君にだけ届く想いを乗せたくて 祈るみたいに名前を呼んだ
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風薫る 桜枝垂れる 青葉揺れ その影長く 羽ばたき陰る 夕闇迫り 街まどろみて
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疾風は 闇夜の中を 通り行く 難民たちの 絶望の声
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