いつになく孫襲来に気の重く 微睡かけて…夏の落とし子
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雨あがり 歩道の草花 輝きて 朝の蜘蛛の巣 宝石のごと
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台どこの 窓の向こうに 夕顔が 一夜限りも 夜空に咲いて
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母と子と融合したる自転車に 人間魚雷の覚悟を観たり
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義姉ねえさんの記憶はすぐにこぼれ落ち介護認定 残るプライド
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朝なのに 日傘の下でウォーキング 樹間の風に 心救われ
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ブランデーレモンジュースにコアントローさてこれはなんのカクテルでしょうか
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ちさな菜園 たわわに実ったミニトマト 順繰り色づき 笑顔のきみ待つ
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夏休み 共に楽しむ 気持ちになれば 太陽・虫も 味方になって
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池袋電機のまちに変わりしも品変わりしもデパ地下人気
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洪鐘(おおがね)の 響きゴーンと 何おもう 煩悩すてて 仏を拝す
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名を呼べば 寝ぼけまなこで駆けつける 律儀な愛猫きみは 吾のよりどころ
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この車列 どこから来たの どこへ行く? 勝手に巡らす人生譚
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灼熱の風に揺蕩たゆとふ蜃気楼 風鈴のあさがおの青
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銀蝿が群れる如くの音立てて若者バイク表道おもてを過ぎる
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ロッカーにたましいあずけ旅立ったあのひとはまだ帰ってこない
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卒業と就活かばんに詰め込んで「行ってきます」と「またね」を添える
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あの夏の夕暮れ 蛙の鳴き声と 下る坂道 郷愁かられ
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餌よこせ 猛る猫ども 挟撃す 我が安眠乙 ヒャッハー!
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東雲に たなびく記憶 遠ざかり 息づく若草 落ちるは雫
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腰トントン 胸乗る三毛の フミフミ拍 刻むぜマイケル Beat It!
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新卒の教師からかう楽しみに肩いからせし生徒いずこに
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向日葵が夏の光にひらかれて同じ彼方を見つめる夕空
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しらとり農場よりシャキシャキのキャベツの届きしが野菜室には収まらぬほど
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猫の顎 撫であげれば ゴロゴロと 部屋に轟くも 本日は晴天
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遠き日の 抽斗ひきだしの奥仕舞ひたる 白き便箋若き秘め事 
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世はいつも 有明の月 満たされぬ 満月追いし 人の世の常
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君のこと思い出すから聞けない曲『IRIS OUT』 は今日も飛ばして
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白眼を 倣わんとせし 我なれど 善き思われたし 人の業なり
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個人主義 自由を謳歌 せしもなお ネットの海に 連環の舟
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