耳遠い 讒言の声 知りてなお 言わせておけば 耳が遠いし
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夢の中 妻が呼ぶ声 私の名 ハイと答えた これで二回目
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ねこが呼ぶ 朝の5時から ねこが呼ぶ おみずほしいよ ながれるおみず
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何故か品薄 ランチパックのピーナッツ 巡り会えた日 ラッキーな日だ
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この五階 エレベーターが ないだけに 少し安いよ ジムと思えば
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少しでも春の進みが知りたくて河津桜と梅の木に日々
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そうなのか あの人たちは 金があり やりたいように 呑気に暮らす
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歯磨きも 入浴もせず 一日中 海を眺めて 暮らしてみたい
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資本主義、豆まき恵方巻喰らひバレンタインには恋も商売
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職求め茅野の駅頭降り立ちて 歩荷ぼっか薪わり 赤岳を仰ぐ
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水曜の美術館前 横顔よ 佇む君の頬にひとひら
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朝日射す清くて強い眩しさに私は灰になってしまおう
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あちこちにチラシ看板恵方巻き 節分前にお腹いっぱい
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あれこれと 地域クーポン 使ったら 得したはずが 気づいた浪費
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通勤路いつものワンコ見えぬ朝主とワンコの安否よぎりぬ
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楽しむためだけになにかをするまれな動物イルカ ヒトになりたい
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平日の車窓を通した河川敷 投球練習芝は冬色
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血を止めるために両手は塞がって 私を撫でる手は見つからず
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「今朝も寒っ」 起き出す勇気 いまだ無く ぬくぬくむさぼる ハッピータイム
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散らかったこの部屋見れば我が頭同じだろうと思う混沌
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ブリトロかあおさの味噌汁あたりなど廻りて来たり幸せスイッチ
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外は極寒 温水プールの ストレッチ カチコチの身体 徐々にほぐれゆく
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羨んでいいから人の真似したりないもの欲しがったりはやめよう
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結晶を 君が灯さむ彼の町へ ダッフルコートの肩に降り積ませ
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風が吹く  いつかあなたに届いてね  花びらはもう使いきったわ
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言の葉を編めず 寝付けず は更けり 窓外そうがいの星月夜は冴ゆる
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ああ今日も腕に時間を貼り付けて逃げ場のないまま針が食い込む
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雪道をスパイク付きの長靴で夫婦そろってデンタルケアへ
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「かっこいい名前」と云ひて掲示板パート女性の指さす『龍二』
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クゥックゥックゥッ 我が足音のみ 早朝の 二十分の道 ラジオ体操へ
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