Utakata
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積み重なった悔いの層一枚づつ剥がしてくれるのは 子の笑顔ありがとうのひとこと
14
旬の味 実家から届く
晩白柚
(
バンペイユ
)
無心で果汁 啜るヴァンパイア
9
お彼岸の助手席の祖父その顔は どの
遠足
(
ピクニック
)
より春の輝き
29
土曜日の朝は身体をほどく日でナマケモノ的スピードでゆく
29
もうこの道は通学路じゃなくただの道になるよ君のいない道
8
快晴を 悠々と渡る 白い雲 真白のシャツで 進路行く者
11
彼岸だが一面白の雪景色今日も墓には行かぬ土曜日
21
三連休 土曜出勤
露
(
つゆ
)
知らず 凍てつく朝に 仕事向かう
18
短歌という ゲームでもらった ハートの数 死を先延ばす 残機の数
8
美しい 頭が裂けそう 美しい 永遠の相 苦笑し生きる
4
大皿に アスパラ菜花さやえんどう 彩りサラダ 春ひとりじめ
23
起きぬけに ラジオのあさこ 耳にして 休みの空気 コーヒーと共に
12
空き缶をジェンガのように積み立てて一気に崩すそんな妄想
14
春分
(
しゅんぶん
)
を 過ぎて日差しに
力
(
ちから
)
あり
零度
(
れいど
)
まで浮く 朝の気温は
19
「フラレたら飲もう」と決めてた高い酒。フラレそうだから飲んでしまった。
10
出発の朝は一面銀世界 懐かしさ込めぎゅっと踏み締む
30
梅の
路
(
ろ
)
に
春雨
(
はるさめ
)
降りし
涙
(
るい
)
流す
紅
(
べに
)
指
(
さ
)
す
頬
(
ほお
)
を
撫
(
な
)
で過ぎてゆく
16
寒さ返る 囲炉裏火弾け 茅葺きの 峠凍てつき 月影冴ゆる 独り酒酌み 山音やまね泣き濡れ
5
いや、いける。筋肉が落ちか弱いが「進め!」と鼓舞し歩き続ける
26
清貧で正しきことを知る人とまた歩けてる今年この春も
13
晩年は
床
(
とこ
)
に伏す祖父 病名も知らぬまま 耳に残る
咳
(
しわぶき
)
34
Utakataに猫の声せぬ朝なれば明かり灯らず雨戸を開けぬ / お持ちしています
35
三連休。駅は人だらけだけど、私の秘密を知ってるのは私だけ。
5
頑なな桜の蕾膨らみて私の愛も若葉の頃に
14
今年もまた 感謝の想い伝え来る 墓に春の陽降り注ぐ朝
24
だだくさ
(
適当
)
に一日過ぎれど良き日なり今日に感謝の刻印ひとつ
39
旅立ちの 季節を迎え若者よ 大志を抱け大海出でよ
20
堪えぬいた「忍び難き」をクリアして 手にした太平万世だもの
15
あの戦この国にさえ来なければ それでいいじゃんニホンのホンネ
16
外でなら ふたりでいるの 楽しいが 家に着いたら ひとりになりたい
6
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