噺家はなしかの 手のひらに乗り 転がされ 二人で笑い 福来たらんと
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君の手に触れられ 僕の体温は 沸騰しそう まだ慣れなくて
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じぶん・るーる ねこにもあるよ ねんねまえフミフミだとか 毛づくろいとか
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ひさびさに聞いた「なんじゃらホイ」うれしく お歌を何度も見返し微笑む>私と母の口癖「なんじゃらホイ」なのです(笑)😸
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下の名で呼び合う仲に憧れて あなたは呼び捨てで私はさんをつけて
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移動する 景色見ながら オンになる 仕事モードに 変身完了!
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しめり風 半袖男が殖えた朝 正しい夏の足音がする
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雨期来たる足元からの亜熱帯 今年最初の台風生まる
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朝市を覗き歩かば懐かしき老人会で編みし伯母の籐かご
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少年の 光り輝く 目を見れば 明日はきっと いいことがある
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夢は消え 望みは去りて 手の内に 残るは苦き 思い出ばかり
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修行だと 思えば少し 腑に落ちる 辛いことほど 鍛えるチャンス
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明日死ぬ 人に頼れば 幸福も 明日は陽炎 おぼつかぬまま
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たずね土やはらかに微笑めば庭の友らが豊かにいそしむ
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涙こそ 流さないけど 本当は 悲しみだらけ 誰に告げよう
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どんよりと 曇った空を 見上げては きっと明日は 晴れると願う
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子供しか 心許さぬ 変質者 気持ち悪がれ 肩身が狭い
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俯けば 足元に咲く 花のよう 人に踏まれて 逞しくなり
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ひどいこと 言われ続けて 50年 逃げてきました 恐い人から
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悪口を 言われる度に ふと思う 褒められたこと ありましたっけ
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五月雨を 早幾月か やり過ごし 晴れ渡り空 色や夏めく
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雨催い 宿る方便 見失い 別れ間際に 乞う立役者
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借景のあたらし朝の窓外にサツキ紅白愛でたき花よ
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雨空に 早く帰れと うながさるる如く 傘のない帰路 急ぐ
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追憶の少女その頬つたうのが歓びの涙であるように
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梅雨の夜深層心理うごめけば罪の淵より湧き出づ祈り
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目が覚めて いま欲しいのは揺るぎなさ  上手に忘れるための湿度
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凛として 白紫陽花のごとく 生きるのだ 決意の梅雨入り
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シトシトと 雨の雫が流れ落つ 紫陽花のあお入梅ついり知らせり 
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脳内で電線とかを走ってる忍者がコケた。あたしのせいだ。
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