目の前を 聖マリア幼稚園のバスがゆく 神様、これで間違ってませんね
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愛と言い、何も言わずに行くことや自分の頬を抓ることがある
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あとふたつ星を沈めてから行くよもう少しだけ月で待ってて
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言葉だけ ここに置いてて 振り返る あなたと居たから 居場所になる
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ねぇ君はどうして人に噛みつくの?いつから自分を嫌いになったの?
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今何て? 耳寄せて聞く 老妻の 暗き耳の奥 跳ねゆく木霊こだま
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残暑とは言わせぬ真夏の暑さだが ビール売り場に金木犀が!
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火を囲み 屈む人々 見下ろして 悠然と泳ぐ 鋼鉄の鯛
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つやつやのパンを磨いて温かい布団で寝てね コーヒーの精
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上京十年 海の満ち引きを繰り返すたび透明度が増していく 空が高い
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夕暮れに レーン引かれたグラウンド 明日あす来る子どもら 静かに待ち居り
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現代の自給自足は農業をすることでなく金を追うこと
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子育てを終えて夫婦ふたりでゆく旅は懐かしさより 新しきもの
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昨日より活気に満ちた電車には夏の終わりの寂しさもあり
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ねぇ君の心の色ってどんな色?淡い色かな虹色かな
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敬老の日、祖父母や父母を深く思ふ。己が喜寿を過ぎしことより
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夜半よわの窓 ひらけば つゆの香を含む風 鈴虫の 部屋へ誘ひ
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背伸びするわたしを越えて飛んでゆけ ドの音程でありがとうと言う
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母の名で こっそり ヤマザキ応募する お菓子ボックス 届くといいな😸
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ねこたちは けさはもらった にうにう牛乳を おくちふかれて 「いやにゃー」😾てなる
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雲一つない あをぞらが 広がりて 今日も洗濯 よく乾きそう
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眠りの中 つとお互いに 手が触れて 髪撫でてくれた ナデナデ返し
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遠い目で ゆっくり話す 君の目を 腫らした奴は アイツなんだね
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秋茄子の光る畑や熟したる無花果見つつ通院の道
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朝夕の日に照らされて光ってる雲のようだね蕎麦花けぶる
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朝晩が 少し涼しく 昼暑く 服装悩む 今が最高
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亡母はは愛でし夏水仙は異郷にて庭の片隅彼岸を告げる
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秋茜 紅き夕暮れ空高く 九月の空に秋見つけをり 
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いけんいけんいけないいけないと 我諭す君 もう聞けぬその訛り 世知辛きかな この世の中よ
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ついてまわる ねこの あいじょう・ひょうげんよ おかあちゃん どこいくの? ちま猫ちゃんも
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