熱投はいつも強気の荒れ球で打たせて取ってまたも完投
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そそくさと夫は畑の見回りを済ませテレビの中に大谷探す
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水色の 色鉛筆を 空の青 海の青はと 冷めし コーヒー
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集う蚊を全て吸い込む機作り儲ける人よ現れてくれ「機、はた」
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押し黙る父子とならぶカウンターちがうもの食う同じ眼鏡で
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大吉のおみくじ拾い縁起よし向日葵高く陽射しは熱く
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燃ゆる如 あかきオニユリ さかりなり 祖父母の庭の思ひ出の夏
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夏疲れ連休明けの東西線 いっそ皆さん休んじゃおうよ
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梅雨明けてテストの点数二十点とうきび作りの一年生
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ドア開けりゃ外の空気は湯のようで 服着たままで風呂にるごと
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朝風の涼しきときもなきままに襲ふ暑さは地獄なるらむ
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大声で歌わなきゃって思うほど今日という日は音もなかった
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折々に心折れる日あさがおの花がら摘みて明日をささやく
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ジャングルに居るかの熱気も一夜明け窓を開くれば涼風の津軽
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おれのおれ おれをとおして いきてきた おれたらおれで おれでなくなる
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数値見て人を診ないで話す人B型なのかAIなのか
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祭事終え 疲労も極み溜まれども 孫達きみらの笑顔癒されるなり 
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働いて掛ける五倍と云うほどに 休日籠る首相公邸
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書籍屋 巡りし幼少の 旅路懐かし されど見ぬなり 民明書房
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十字を切ろう餃子を食べよう これでもまだ血を吸えるか蚊畜生
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放置する 遊びの日程決めるのも便箋に汗垂れおちるのも
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躁になり 眠れぬ夜の扇風機 くるくる回る 羽と頭よ
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田舎道バスに揺られて寝た友を撮るのに邪魔だシャッター音よ
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枝豆の一粒ほどのバッタ跳ぶ 車の来ない夕暮時に
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夢バスを乗り継ぐ先の畑には太陽を待ち俯く向日葵
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二皿目 カルビの脂網に飛び 煙の向こうの目尻ほころぶ
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街灯の 灯り滲んで 息を吐く もうじき此処も 過去になります
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日差しゆえトマトジュース飲み引きこもり痩せゆく我は吸血鬼ぞ、と
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五年ぶり 十五年ぶり 味が出る お目にかかりたい そんなブリ
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母がいるただそれだけの安息に一大行事であった退院
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