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苔の青が
初夏
(
しょか
)
の日ざしに照り映えて若葉と競う常寂光寺
17
百均に母といた日の並びおり少女のゆびで買うシャービック
3
連休で 休止されし ランチメニュー 今日から再開 嬉しきことひとつ
15
連休果て足取り重く出勤す行楽日和は今日も続きぬ
16
ビニールの上に辛子を落とされてうらめし顔の昼の納豆
17
衣替え 仕舞わず越した夏服の塊ほぐし半袖だ初夏
6
連休の明くる頃には
躑躅
(
つつじ
)
落つ 初夏を連れ来る熱き薫風
29
子のために 力尽くした 連休の あとの抜け殻 休みがほしい
24
幾年
(
いくとせ
)
も雑草
蔓延
(
はびこ
)
る廃屋の 庭先間借りす宿無しバーベナ
21
耕運機 操る若き
女性
(
ひと
)
汗滲むシャツに五月の風吹き
15
はびこって庭縛り付け涼しげに花を咲かすツルニチニチソウ
17
いにしえの三年日記読み返し 忙しき日々過ごせしことよ
20
轟の低空飛行に胸震え 喉ちぎれむと声よ空突け
12
チビ猫は おそとみるのが すきなのよ かーてん・おしあけ 朝な夕なと
21
おまかせを頼める僕になってやる
WEB
を閉じる指のちからで
21
LED本体変えて要工事先延ばしにする替え2本分/流しの古い長型蛍光灯
16
脳内のお花畑を日々育て いつか行きたいスイスの野原
18
どこまでも広がる空へ連れてって 風に聞いても答えは袖に
4
絵に描いた餅を眺めて皮算用取らぬ狸はとっくに逃げた
6
昭和百年
懐古主義
(
かいこしゅぎ
)
では ないけれど たしかにあった
寛容
(
かんよう
)
と
熱量
(
ねつりょう
)
17
今は亡き祖国で生まれ直したい大空を飛ぶカラスとなって
4
発熱の子よ元気出せ鯉のぼり五月七日の朝にも掲げ
16
傷ついた 飛べない雛は 龍を呼び その背に乗りて 命を運ぶ「銀の龍の背に乗って」
7
憂いがち連休明けもあと2日 数えて軽き木曜の朝
9
晴れ上がり夏日になるとの予報あり長袖シャツを腕まくりする
13
半ボケを子守りて英気を吸い取られたった月
2
のプラゴミ出さず
22
Always
四丁目の四の四 夕日も見えぬ終の隠れ家
23
これからは余白を埋めてみようかと 矢先の不調に哀しみの満つ
18
来た球をすべて打ち返したけれど 三割なんて とても無理無理
7
「半ドン」に心浮かれた土曜日の無邪気懐かし…なすことのなし
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