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目鼻立ち利き手も全部違うのにあなたを追うのはあの子のせいね
3
肺胞が透きとおるまで新緑を吸い込んでみる土曜日の朝
38
ベランダで餌を待つスズメみずからのパンを残して与える夫
25
離れてく君を言葉で鷲づかむどうかこのさま笑ってほしい
7
青い目に 恋を抱いて 泡となり 魚影もろとも 淡く消えゆく
14
くたくたになるまで煮込んだ白菜にくたくたになるまで話してる
6
インスタに 上がるストーリー 電車内 既読のつかない 駅構内
7
「会っても会わなくてもさびしい」って観覧車こんな揺れてる状況で
6
これじゃない カリカリご飯 じゃなくてさ 缶詰のやつ 猫要求す
18
寄せ返す波のうへにぞ揺らぐ月夢と見えつつ及ばぬものを
6
憧れし万年休み実現し眉のアーチも緩やかになり
23
夏めく陽 腕を
晒
(
さら
)
してペダル漕ぐ みどりの風が吾を追い越し
17
通勤の 混雑またも 始まりて 日常こそに 幸せがあり
32
真夜中に三本足のリカちゃんと呟いてごらんほらもう来てる
6
草刈りを雑に済ませてただ詫びる瞼の母の無言の献身
10
連休
(
やすみ
)
明け 残りご飯に卵かけ 緩く平和な昼餉戻りぬ
27
孫
(
こ
)
のLINEショウジョウバカマいわかがみタムシバ等々やまの花々
24
何気ない 君からのそのメッセージ 僕の口にリピートする日々
6
飲み込んだひかりを夜に盗まれないようにしっかり隠してなさい
6
薫風に
靡
(
なび
)
く前髪
颯爽
(
さっそう
)
と歩む ワイシャツ姿の青年
28
幸せになれないレッテルをぺたぺた 爪の間に残る粘着
3
休み明け
月つとめ前
(
PMSのことです
)
二重苦で吾のカラダは鉛のようで
7
自分は叩いて愉快と笑う 叩かれたらば
酷いと
(
「イジワル」
)
叫ぶ/都々逸
5
空を見て「綺麗」と言える今日の日を 明日も無事に迎えるように
20
肉まんと睨めっこして思い出す 君の香りの二十六番
3
僕の伯母化粧が下手でいつ見ても気の毒だけどオバケショーです
6
ビックバンもビブラートだよ 手を取ってきみと水溜まりに入る、故意
5
炭酸を飲む時よぎる被虐心 喉元通る痛み味わう
5
プレステが最後に吐いた虹色のノイズのうえを走る桃鉄
4
燃え盛る承認欲を止めるため強めのWAFを処方しますね
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