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まずくても 「おいしかった」 と言うからさ いつまで経っても うまくならない
4
嘘泣きで あなたの気持ち もて遊び あなたを失い 本当に泣く
3
ギブギブギブ! 反則だろう くすぐるの 今度は俺が くすぐる番な
2
大雨を 止ませしといふ
白兎
(
しろうさぎ
)
月を呼びたる 香が残る里
8
Youは言う 油淋鶏なら 中華街 厨房に響く 包丁の音
3
GWのジブリに思い出を乗せてどこまでも下る坂は優しくて
5
一番大切な思い出はあまりにも古いからもう忘れちゃったよ
5
冷房で凍えるほどのあの部屋で麦茶越しの君が見たかった
5
寝る前に 飛ぶ蚊を捉え これを打ち 羽音の憂い これにて失せる
6
剱岳 青と宇宙が 交じり合うダークブルーのタンザニア空
22
さそりとふタバスコ掛けたラーメンにむせて吹く火はゴジラの如き
22
岩壁の沢にカップを奪われて夜の酒杯はコッヘルの蓋
24
高架下自販機だけが知っている内緒で駆けて手を取った夜
10
風船の捻り細工の赤き花抱いて艶めく和服の女よ
17
人生を変えることなど出来ないが終えることならいつでも出来る
29
風船の熱い硝子に色素振り伸ばして冷やすベネチアの美
16
泥を噛み汗を飲み込み耐えてきた苦しみ知らぬお前は誰だ?
25
たくさんの人の心の傷になることを選びし君に「●●●●」
3
とっておき秘密煮詰めたママレードあの思い出はお子様の味
7
追浜の先から登り穴八つ抜けて海見て帰路は夕焼け
17
死に損ね運が無いのかどうなのか結果不幸に違い無かった
24
夕凪の海が好きよと言う君に夕日が落ちて会話途絶える
24
夕暮れの狭きくねりし異世界を抜けて目映い地球の都
13
飲食と雑貨多くて迷路なり下北沢はフィレンツェみたい
11
黙し食み うみゃい美味いでもう一本食べようと言う恵方巻かな「時期外れですいません」
8
足引きの 山の峡影 雪ゆるみ したたり聞こゆ 鶯の声
9
冬の朝寒くて近づく四畳半もう桜なんて見なくてもいい
6
するすると髪を撫でてく君の声その冗談はくすぐったいな
6
同じとこ何度褒められても浮かぶ最初に教えてくれたのはきみ
4
さらさらと 額 鼻筋 喉仏 ほくろを辿って確かめる朝
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