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また来たの 会いたくないの あなたには 毎週は嫌 台風さんよ
7
勾玉の ラピズラズリの ストラップ いにしえの青 今は手になし
6
樹木から鳥が湧き立つ一斉に目で追う空の雲は流れて/朝
16
会社着く 緊張感で 息荒い 薬飲みたく ないですけど /
21
7
月影を浴びるあなたの面影をインストールするナイトミュージアム
4
梅花見 転んだ祖母を 背負ひつつ 重きに耐えず 三歩進めず
8
電脳の 風のたゆたひ まどろんで 現か虚か 境を歩む
8
メビウスの 輪をいにしえに つくりけり 今も変らず 不思議あたらし
8
ベトナムの 米食みながら かの国の 背負いた歴史 夕餉に思う
10
歯の抜けた 老母思いて 炊飯の 水ひと目盛り 継ぎ足す夕べ
26
難破船うちあげられた砂浜の無数の骨のうえにたたずむ
4
口ぐせは「ノー柚子胡椒ノーライフ」 炊きたてごはんをお椀にもって
7
春あした 露に煌めく 野辺の草 わらべ微笑み カラス泣き落つ
5
補助輪をはずし漕ぎ出す子のようにひとりで生きる練習せねば
9
おそろいのピアスを買った誕生日変な顔してプリクラ撮った
11
「性狷介 みずから恃むこと厚き」虎みたいだといわれていたね
6
緊張で 張り裂けそうな 心臓を 抑えもできず 今電車乗る /
20
12
きみの番と言われて行ったけどビー玉持ってなきゃだめだって
11
右小指 湿疹消えず 悩む秋 風の冷たさ 沁みる朝かな
8
哀しみに追いつめられて慄えても夜の終わりは朝よ、絶対
31
君に編む白い手袋秋支度 今年はセーター挑戦しようか
26
買ひ置きの餌を遺骨に今朝も供ふ 亡き
犬
(
きみ
)
の世話を続けたまま
30
今日も雨オートミールの菓子を焼くザクザク混ぜる音が大好き
26
ベッドから落ちそうな君の右脚を戻すか迷う初めての旅
24
自転車を 友に会えると 踏み漕ぎて 憂鬱飛ばす 連休の明け
9
好きすぎて 大切な人 妄想す 弱い自分が たまらず嫌い
21
目の悪きじいじいの乞ふ新聞を声だし読めば缶けりの音
28
あの下に何が埋まってゐるのだらふ 彼岸花群れ咲く公園の隅
24
忙しい時給が安いと愚痴こぼす僕らを見ている配膳ロボ
19
触れたいな 貴女を妄想 する深夜 ストレス溜まり 心折れかけ
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