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懐かしい ユジン・サンヒョク 今ならば 早苗・トランプ 笑いこらえる
12
三十分 耐えた騒音 背中汗 ユーミン流せ MRI
4
空見れば 思い出すのが 儚くて 時の抜け道 夕日が落ちる
7
十回に 一回だけは 頑張るよ 前歩く人
殿
(
しんがり
)
一気
13
康介を 超えたぞ信君 世界新 新生ジャパン 光が見えた
4
黒ばかり増える靴下弾きつつ原色もまた弾いて探せ
6
二組の万年布団の片方が謝るように畳まれている
11
放課後のコンビニスーパーマーケット 誘惑からは逃れられない
8
散歩道黄と緑の日の雫秋深まりぬ早生みかんかな
5
猛暑などなかったような空の色 駅からの道汗もかかずに
20
お隣の 車庫の軋みに 季節知る 一緒に飛んで 憶病風よ
15
海染める落陽見つつ帰り来ん 夫の墓参は一日がかり
37
巷では 月見商戦 展開中 元祖も他社も 必死で奮闘中
10
認知症 頭の中は 万華鏡 攻略法も 役に立たずに
17
以前から歩く速さは変わらぬと思っていたが次々抜かれ
23
過去後悔 未来の不安 一括り 祈り投ぜば 道は開ける
7
月追えば 悲しみの夜は ツキもので 好きかを問うて
頭垂
(
こうべた
)
るススキ
6
秋天に描き加えたし鰯雲 子どものやうな ピカソのやうな
20
やわらかな陽ざしの洩るるリビングに 蜘蛛の子なでて秋風の立つ
16
夏戻る 熱き陽射しに 想われる あの日出来事 秋空彼方
8
違和感を 感じ直ぐ様 対処して 事なきを得た ことも時々
6
夏が去り コンビニのアイスも 溶けなくなって バス停に残る 夏の冷たさ
6
こんなにも美しい
短歌
(
うた
)
うたうひと瞬く星をあなたにあげる/黒猫。
27
微睡んだ まぶたの先に 流る雲 朱に染まりゆく 空を見送る
22
湯気あがる 味噌汁をつぐ 窓の下 よい天気だと 義母はつぶやく
32
akibarenisoukainakazekokochiyokuanokonomaigahikarikagayaku
7
風そよぎ 落ち葉降りしく 社庭 光帯さし 物のあはれよ
11
甲田根の 先の山より 吹く風は 木の葉揺らして 言の葉つぐむ
8
糖尿を警告されて墜落す 食べる楽しみくらい死守したい
27
思春期の諸症状は未完治で 予約できずに整形外科へ
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