秋の海 夕陽沈みて 茜色  引いては寄せる 貝殻ひとつ 拾いてはこぼれ 涙滴り 山嶺黄昏れて ふるさと遠く
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窓辺から 高くて遠い 青空に 憧れていた それは幸せ 「ひこうき雲」
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翁花おきなばな  高貴な見附きに  ふさはしく  潔く落ち  仕舞ひを飾る
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後ろ髪引かれる前に引く人の前髪あたり撫でてやりたし
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皐月の夜 庭木のつややかな若葉 外灯に反射し煌めきぬ
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左手に指輪はめられ「綺麗ね」と弾む靴音ほほえみ返して
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洋上の北斗七星見上げては夢果てぬまま寝落ちは湯のなか
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色褪せた卒業アルバム開いては 稀釈されゆくきみの輪郭
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踏み分けて誰かは訪はむ小野の山世をの花の雪の通路かよひぢ
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根元より切りし芙蓉の古株にみどりご生まる立夏の風に
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ここまでは来る人稀れな奥嵯峨の名前もちょっと怖い化野あだしの
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土曜日の 朝に早起き したワケは  行きたい場所を もう決めてるから  →勝手に
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岩清水 喉から腹へ落ちたれば 吾の歩を助く魔法となりて
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純白の毛並みは清し美しく愛猫は去り白い花咲く
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ぽっかりと空いてしまった我が胸に綺麗な風とエゴの花揺れて
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仕事終へ涸れし老医のあたまなれど昼餉と昼寝で再起動せり
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菜園に 雨欲しき日や八代亜紀 「雨の慕情」を口づさむ吾 
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暮れなずむ芥子の小道にすれ違ふ消えることなきあかき温もり
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行間のまぼろし甘く舞い上がり 夢と描きて忘れじと見る
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動物と、映画に舞台、お酒好き きっと同じさ苦手も僕ら
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麗しの殻ごと海老を喰らふ君 ま白き服でひとり焼き肉
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環境の死期が強まるお菓子の実 そよう風草 啄む小鳥
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風光る横断歩道にタンポポら挙げる手に持つ旗の靡きて/ピカピカの一年生
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敵将の 血は舞い上がり いつの日か 弓矢となりて 我ら討たれる
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バッカじゃない なじって欲しい バッカじゃない バカじゃないから バカなことしたい
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死ぬ前に あなたがわたしに くれた物 コピー用紙と マッキー極太
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生きている 時はぜんぜん 触れても 死んだ瞬間 触れなくなる
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木を砕き 風は打ち付け らいいづる 人の営み あざけるように
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敷地にも 綿毛蔓延はびこる 風ありて ちっぽけだなぁ! 人というのは
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えっ?イケメン? アイツが好み? 明日くる? 俺はくるけど アイツはわからん
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