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汗ぬぐいバス待ちおればひとすじの涼風わたり極楽のごと
22
虫襖
(
むしあお
)
の新幹線にて帰りくる 右手に煌々 ミ ヤ リ サ ン の文字
9
赤んぼがもう壮年になるほどの時間を「老後」と言っていいのか
9
志士たちに捧ぐ歌をば詠みたれど胸ぞつまるる会津偲びて
3
大暑なり列島沸騰酷暑日と 短歌も燃える三十一の文字
16
ひとつまみ塩をふりかけ生き還る 汗でぬらつくおもては同じ
4
熊が出る
トクリュウ
(
おいはぎ
)
跳梁跋扈する 文明などが
後退
(
あとずさ
)
りする
15
なく蝉の涙の露に秋かけてまだき色づく森の下草
12
外遊び ケンカの声も 聞こえない 廃校跡に 大学誘致の噂
7
鉢植えのらいおんの子の向日葵が笑顔で二輪おはようの朝
26
首もとを 犬も冷やして 朝散歩 この酷暑を 君はどう思うか
17
空いてる 隙間時間も 打合せ 余裕なき我 溜息一つ
17
冷水で 食べれるという カップ麺 不思議な食感 夜半の癒し
20
夕飯はカップ焼きそばの償いに野菜たっぷりの煮物を作ろう
8
LINEならば秒で気持ちは伝はるが 手書きの文字の想ひは深し
26
黒髪に艶なうなじの年増さえ 隠しおおせぬ
汗疹
(
あせも
)
の赤を
15
送りたい「久しぶり」の字消しながら五年の履歴に「好き」を重ねて
23
日陰探し 途中で休む 公園の 切り株撫でる 朝の風かな
11
水色の三角定規の辺の先、君と僕との交わるところ
18
丘上の 君の跡追う 四十郎 未だ背も見ず 至らぬを知る
6
ドライ設定の書斎に居りて夢うつつ雨音もまた心地よきかな
6
蝉の道 睡眠惰性が抜けぬ朝 電車に乗ってやっと目覚める
15
吾日に 三省す人の為 友の信頼 そして一番 酒は呑んだか
5
歌を詠むご飯を食べる仕事するいつか何かが変わる気がして
11
むらさきの義母ナンプレをといているすこし見づらい8と3
10
朝餉前 草刈りの音響き来て 暑さ避けゆく農家の暮らし
24
全国の 真夏日そして 猛暑日に 酷暑日きては 涼しげ夏日
8
笑い死にするかと思ったあの夜の 夫の寝言 ソニックブーム
14
ほしいもの 匂わせたけど 外してく 次から直接 嗅がせに行くわ
5
コーヒーを キミに溢され 変えた服 みんなが見てる 女ものじゃね?
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