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カフェの客午後二時にして吾一人次が来るまで立ち去りがたし
17
義務じゃない 声が聞きたい それだけで 深い暗渠を 泳ぐ魚に
7
五分咲きの桜並木は曇り空人少なくも趣はあり
11
施設より帰宅の道を探すよに「どやってきたの」と何度も
義姉
(
あね
)
は
24
冬越して スナップエンドウ 収穫す ささやかながら 春の楽しみ
37
春の雨つぼみを濡らし花濡らし 風を誘いて花吹雪へと
24
貼り紙に「子の卒業」と書き まちの接骨院は 春の休診
21
枝ぶりの構図瞼に 老木は枯損木となりて久しき
17
天気予報観ながら酒飲みおならする。どうせ明日は出かけないしね。
5
『ちゃいるど』てふ歯科医院にかかりし子のそのまた子の 旅立ちの春
12
『徒歩圏内』 なんと魅力的 これからの 優先順位 これかもしれぬ
15
父母と 炬燵囲みし 遠き日の 帰ることなし 春の淡雪 /想い出は飢餓の如く
17
いざ新弾鋏は唸り指も踊り開け終わってはムニキシタゼロ
3
雨の日は大根日和コトコトと雨色飴色じっくり待って
28
春の雨 まだ咲き
初
(
そ
)
めし
桜花
(
さくらばな
)
散ることも無く しとど濡れつつ
18
コンビニの駐車場わき 青年と並びて 煙草を吹かす
媼
(
おうな
)
28
のんびりと 過ごすとしょうか 春日和 往来ぶらり 寄る
ライブラリ
(
としょかん
)
13
残された桜の木々の枝たちは変わる季節を物語るかな
5
人詠みし歌の葉に知る季節かな花はもも色うたかたの夢
24
叔父さんに冷凍餃子大量にもらった。リュックの背中がすごく冷たい。
11
エモき曲 春の夜長に 聴きおれば
理由
(
わけ
)
なき涙 頬をつたいぬ
15
闇の中 ランタンひとつ
灯
(
とも
)
しおり 音の波間に 夜は深まり
17
群青が黒板上を演出しひこうき雲が絵を描きます
19
布巾
(
ふきん
)
干し振り向く夜空に沈みそな思わず
見惚
(
みと
)
れる赤い三日月
29
夜明け前 右の腰の上 ねこがのる 生命のぬくもり 生命の重さ
26
菜の花の
香
(
こう
)
に酔ひつつ螺旋なす蝶や現と夢のあはひに
15
「夕飯は 何食べたいの?」「なんでもええ」 っちゅう口癖の 禁止を命ずる
9
この歌の この句がよいと 告げられぬ もどかしさあり WEB短歌は
21
阿仏尼の 如く嘆きて 居ますらむ 彼岸の墓参 行かぬ不孝を /『十六夜日記』
14
若妻の 色香に溺れ みまかりき オーバードーズの 紀伊の富豪は /大阪高裁元妻無罪判決3月23日
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