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祭りなど してくれるなよ 独り身の 私があまりに 惨めじゃないか
20
家造り 道路造って 排水路 「角栄」主義は 便秘体質
11
今宵
(
こよい
)
また
家事早々
(
かじそうそう
)
と 片付きて 映画を選ぶ しあわせの時
15
祈りにはほんの少しの愛とかを混ぜて泥沼という沈黙
5
関係に名前をつける日々なのに未来は少し遠くにあった
9
日が長い それだけでなお 得した気分 二十四時間 二倍に感じて
14
目標の摂取カロリー大幅にオーバーしちゃった、まっいいか
21
いつかまたなんて言えたら明日が来ることを信じて眠れたようで
5
コンビニの 前で小雨に 濡れている ビニール傘と カッパ着た犬
2
短歌
(
うた
)
詠めば 猛暑酷暑の夏でさえ こころ愉しく過ごせるかしら
17
遅咲きも花なればなお芳しき 俯けど華 初夏の日の差す
14
吾というわかりやす〜い人間に深く読み解く歌など詠めぬ
29
賽銭の音だけ響く境内で愛想無しの猫と目が会う
18
結ばれし御籤に紛るる吉の字の加護は問はれず寒風に揺る
11
敬語という不自由な服を着て息子WEB面接練習の午後
30
月見れば隔つ距離無しエンジェルの抱擁優し夢幻刹那に
9
冷えびえと雨ふる朝の歩道には桜の視線だけがたまって
27
ああもしも紛失したらどうしよう… 常に不安でスマホを確認
19
天候の急変予測怠ってノースリーブはまだ早かりし
12
こすったら きわまるものも 写生せず 七十路は にょしょうの ぜっちょうかん /おくれたクロワッサン報告
9
ボーダーのTシャツ楽で良いけれど被った時の気恥ずかしさよ
23
思いつく中で一番気が弱い男を
胎
(
はら
)
の子の父にする
11
ありふれた小僧の
姿
(
なり
)
で出てきても化物だとは一目瞭然
8
一言で僕をスライスしてしまうエッグカッターみたいなあなた
25
ひさかたに ふるさとみれば なもみえず ほしぼし ひとも ひび離れるか
18
言の葉の朽ちる頃にて
三十一
(
みそひと
)
の金石文に刻んでしまおか
9
庭先の葉牡丹の花 ひらひらと
小
(
ち
)
さき二頭の シジミチョウ舞ふ
32
伝えたい ことは何にも ないけれど 言いたいことは 山ほどあるわ
3
夢から醒めて あなたを想う 午後一時 独りぼっちで啜る珈琲
11
歳重ね
煌
(
きら
)
めく舞台降りたとて
厚顔
(
こうがん
)
晒
(
さら
)
し 生きるも
一興
(
いっきょう
)
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