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新人の 婆さんたちも 一年を 過ぎればすでに 鬼の形相
2
謎解きの 本屋に入りて 異次元の 世界観あり 夢か現か
26
スノームーン 月の呼び名は 変われども 地を照らす光 永遠(とわ)に変わらず
12
煮崩れたじゃがいももまたご愛嬌 ポトフの湯気と夫待つ夕べ
32
失言も失政さえも怖くない なすりつければオールオッケー
7
唐国
(
からくに
)
と いくさをせよと命令す 私は指を治療しなけりゃ
7
群青の
宙
(
そら
)
の
雪洞
(
ぼんぼり
)
月あかり 描く吾の影 「まっくろくろすけ」
36
小春日の温もり去った公園で 雨に
煙
(
けぶ
)
る
夜
(
よ
)
ブランコが揺れ
15
題:「エメラルド婚式」 翠玉に 時ぞ積もれる たらちねの 祝う品々 スマホ押し圧
14
乗り遅る 乗り継ぎのバス
凹
(
へこ
)
む
吾
(
あ
)
を 慰む如く 月の眼差し/スノームーン
30
「あなたとの笑顔が一番楽しそう」種子島よりリフトオフ
8
凍てついたマンホール
避
(
よ
)
け駆けて行く子の頬赤い二月のはじまり
17
艶やかな髪先靡く 鮮やかに残るは君の背を向ける故
9
雪雲のベールに包まれ朧月やさしい金色まあるい輪郭
35
ジャケットのフードをかぶりしのぐ雨 傘持たぬ時予報は当たる
35
あゝまたか神は委ねて戦えと文字の弾丸さらさらさらさら
24
節分の 準備整う 観音寺 観音扮装 懐かしパレード
31
ピースする 腰の高さの 変顔を 撮りて思うは 「我が息子」なり
11
遺言を聴ひていたのかひび割れたスマートフォンは蛍のひかり
15
うたを語りうたを愛せし剃髪は正岡子規に似たるよこがほ
16
入滅は昨年だつたと知つた日のこたへあはせのようなスワイプ
14
夜空より暗き箱部屋 蛍光花 世界の端っこ心で照らし
24
停止した爺の蠢くパンチパーマ博物誌へと寄稿したまで
4
美少女に 擬人化された 元ネタを 語らうことを 何故か恥じらう
7
チョコレート ああチョコレート チョコレート 何もなくても ざわめく二月
12
だとしても支持者に責をなすりつけ言い訳しちゃうどうなんだろな
20
神の矢を背負ふ戦は
夢弓
(
むきゅう
)
の陣 馬群の間隙 狙い見定め
16
やわらかな毛並みの犬を思い出すあなたをなでるまどろみの朝
10
右側に白く連なる工場棟左裸木の富士見通り徃く
16
十年も前の
容姿
(
かたち
)
で孫探す下校の子らに夕陽のあたる
24
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