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勉強を、融資が欲しいこの秋の熊の嗜好はさまざまありて
18
十日ほど家を空ければ秋の庭マリーゴールドさえも霜枯れ
30
利他的に誰かのために生きている そんな気がする自分が好きで
13
秋晴れに病後の友と並木道歩けば優し木洩れ日そそぐ
33
ハイボール冷たい水は嫌なのに何故にスイスイ喉を流れる?
18
いつもとは違う気がする軽やかに踏みしめる路新しい靴
18
シーズン初 きのこのポトフで ほっこりと 梨は少々 熟れすぎていて
21
若き日に
諍
(
いさか
)
ひ
嫉
(
そね
)
みて 去りし人の 今何処にか
初秋
(
はつあき
)
の雲
24
この時期に 必ず同じ 夢を見る 貴女がでてきて 笑顔止まらず
30
磐梯山初冠雪と知らせあり雲の合間にひときわ白く
32
お祭りの夜に賑わう端っこでラムネの瓶は夏を見送る
15
足下の冷ゆる車内は 木枯しに気づかぬ 乗客は寒からう
24
差し入れに クイニーアマンを 買って来て クイニーアマン 食いにーと言う
8
空浮かぶ雲が背骨に見えまして きっとあれが空を支えてる!
9
豚汁の 味噌はもちろん 赤だしで 里芋も煮て 梅と大葉も
29
ヨガ講師 同級生と 打ち合わせ 本題わずか ほぼ雑談で
28
文化祭 花火を尻目に焼き付ける制服着飾る愛しきあなたを
10
好きだったはずの秋を愛せない今あなたが隣に居ないから
13
黒羽織 白紋めにしむ冬鳥か緋の腹もゆる
尉鶲
(
じょうびたき
)
なり / ジョビオ君、ジョビ子ちゃんの季節到来😊
21
風走り頬紅くなる秋口をあなたと迎えられぬ現実
11
はぁ〜今日も疲れたよ〜と言える人家にないから一口チョコを
35
先駆けて 水木や
檀
(
まゆみ
)
赤くなり 栗は黄色に 北風の午後
30
晩秋や死人語らず持ち上げる人殺した人同じ日に観る
8
夏服の背広じゃもはや頼りなし 缶ジンソーダ持つ手かじかむ
24
敗戦でクールダウンのチャンス来て大谷病の頭を冷やす
9
市街地へ出没するのプーさんかパディントンだといいのだけれど
20
木枯らしが壊れた世界軒並みに吹きつけ人を見限るように
10
近づけば消えてしまうのわかってる雪より脆い凛とした君
9
臆病ですれ違ってる君と僕見つめ合ってるあなたと私
5
乙姫は竜宮城へ帰ったかさよならさえも告げてくれない
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