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恵方巻き 『私を選んでとばかり』に笑ってる さて、どれにしょ
8
有り余る人とものとに囲繞され今日もつぶやく自然法爾と
12
言の葉を きょうも紡ぎて 想うこと 何気ない日々 こころ動く幸せ
9
春風はトリガーとなり丁寧にかけたカーテン雑にめくって
9
人肌のほどよき紅に湯煎され今日のつとめのこのほかになし
15
「『ナマコ好き』ってワイの一番あかんやつ」言ってみたいな軽い調子で
12
百均のデザイン良すぎるバーコード見失いつつセルフレジする
16
あんたらはどれだけ楽をしてるかと惰眠貪る猫に言えども/家猫
24
降り続く新雪の上点々と猫の足跡よく生きておる/野良猫
21
淹れたての コーヒーの香りは 僕をまた 君へといざなう 飲み終えるまで
10
駅が好き 電車が好きで 毎日の 通所は吾の パワースポット
29
チビ猫が ねこベッドから 生えている 壁に映る影 やっぱり猫耳
24
消雪パイプ
(
しょうパイ
)
の出づる処に除雪来ず 道幅徐々に狭く成りぬる
15
節分の朝に 歪なりんご剥く マーラーカオは 正義と思ゆる
23
カーテンを引けばもったいないほどのひかり届きし節分の朝
27
なぞりゆく 結露の窓を 子らの手が 静まる野辺に 夜はぼたん雪
7
外うちに鬼福分けずにしなやかに 人生をゆく一度きりだし
18
やっぱりね住めば都だ 片付けを終えて眺める新しい土地
49
白き鬼 心に飼いたる 哀しみに 豆つぶて打つ
明日
(
あす
)
は立春
29
やんわりと 季節を分ける 陽ざしかな しっぺ返しあれど きょうを楽しむ
9
「マシュマロが好きなんだつて」日曜日はじめて遊ぶきみたちの頬
14
笠間焼 先に洗って仕舞いおり 小さき手のなか成したコップを
10
選挙戦 最後の追い込み 未だ尚 決まらぬ我が意 何処に託すか
9
ベランダの隅に残れる鳥の糞木の実混じりか紫にじむ
17
内なるや鬼にも五分の魂よ 熱を知るほど生きむとせむか
20
碧色のコップの欠片よ 夜を更かし 血に染まる指じっと眺むる
14
各駅で旗立てビラ撒き選挙戦勝利の女神誰に微笑む
7
コンテナを船から降ろすガントリークレーンはさながらUFOキャッチャー
6
身をかがめ電車乗り込む青年の視界の広さ感じてみたい
10
どんよりと 雪ぐも続く 北国へ 分けてあげたい 青空切り取り
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