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夢のなか あわいセーター ペアルック 只 恋しくて 切なくて只
4
ぐーるぐる頭のなかをかけめぐるさも必要なやわらかい霧
4
漁り火の遥かに灯る浜辺にはさくら貝の夢なでる潮騒
28
曇り空 湿度と気圧 この二つ くせ毛に頭痛 のダブルパンチ
5
やませ雨 草刈りし体 打つもなお 火照る身には 慈雨になれども
13
一昨年
(
おととし
)
は25日の大雨で被害出たなと見る外の雨/大雨注意報
17
たそかれは簾にうつる透き影の心にかかる夕顔の宿
7
ポピュリズム声なき声を踏みにじり笑いで化かすドタバタ芝居
19
仄暗き 部屋臥す君の 名を呼べど 素知らぬ顔の 撫で待ちなるを
6
たらちねとたらちねでないわたしたちたらたらたらとちねちねちねと
3
幸せとパンの厚きは同じこと土曜のバターのじゅわり染みたる
12
石鹸の
香
(
か
)
の残りたる薄毛の子あやすこの日をああ忘れじや
6
始発を待つ私達に未来なんてなかったよ今が今が今が今があっただけ
3
葉裏虫 蒼天を舞う 大鳥の 身を案じおり 翔けて墜つるを
5
駅急ぐサラリーマンに追い越され 我はのんびり早朝散歩
20
ランドセル 背負った
あなた
(
我が子
)
の その背中 あと何年間 見れることやら
7
思い出す あの頃の夏 思い出す うちわ片手に 花火大会
4
猛暑日は 蝉も鳴かぬと人の言ふ されど我が里蝉時雨降る
15
同じ市内 気温差五度も 暑い午後 山からの風 唯一の癒し
16
薄明の しじま破りし ゴロ鳴きて 浅夢覚ます 鼻の冷たさ
6
薫
(
かお
)
り立つ煙の中に光る灯は
仄
(
ほの
)
かに揺れて今に消えなむ
5
夏の夜は短きものと知りながら涼しき月の惜しまるゝかな
5
見切り品繫る葉揃え黄の花が満ちて揺れたるマリーゴールド
12
自己紹介書かずに歌う人などへ情けは持てず素通り致す
11
駅前に色とりどりの花満ちる花壇へ人の温もり抱きぬ
15
あら不思議 夢現る カレンダー 曜日が一つ 日曜日だけ
3
一番を競うマシンへ女神待つレースに人の源抱きぬ
10
良き人に 顔を埋めて 嗚咽する 情けなきかな 叶わぬ夢か
9
真夜中も花は閉じずに受粉待ち青赤黄と萌ゆるペチュニア
13
勝てずとも命の限り駆け抜けたハルウララから勇気授かり
14
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