したいことあふれぬようにしまう箱さがしておりぬ…はなはさかりに
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疑いて繰り返し見る訃報欄君の名前は紛れもなくて
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遠き日の家族染み入る大鍋の埃り拭えぬ一人暮らしに
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涙から笑顔に優美満開は2位発進の春色の自己
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曇り空 たたずむ川面 映したる 街の裏側 ひめやかなりし
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まっすぐな視線に射られ こころ知る 正すつもりが逆に糺され
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春風はるかぜに  揺れてうつつの  水仙すいせんの  陽光ひかりを浴びて  夢を見にけり
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画面より  あふる不安を  押し消して  スマホ置く手に  夢を見にけり
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春星はるぼしや  月に負けじと  またたきて  空に希望のぞみの  流れ星かな
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ランタンの  光に惹かれ  星流る  集まる虫の  音色ねいろ奏でり
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一時いっときの気の迷いでもいいじゃないおかげでわたしここで生きてる
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あの人が好きな絵を生で見た展覧会。よくわからんし、色々思い出した。
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ぼた雪の 椿枝垂れる 春の朝 雪の間に落つ くれない滲む
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冬の朝 寒梅枝垂れ 牡丹雪 独りゆく 雪の足跡 振り返り
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いにしえの醍醐の花見してみるも心の疼き癒されぬまま
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哲学の桜並木を歩む二人は言葉交わさず銀の館へ
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春寒し 香りこぼれる 枝垂れ梅 おぼろ月影に 夜の影朧 
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あたためてようやく桜満開に二人で歩む哲学の道
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気がつけば戦争中を生きてゐて真綿で首は細くなりゆく
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濡れ残るアスファルト 傘綴づぬ帰路 雲間に覗く 上弦の月
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家一人 何もしないまま 夜になる いつも憂鬱
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ああ眠い まだ寝ていたい 5時半に おにぎり握った 私は偉い
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年かさね連れ合い頼り並み歩く陰の長さも重なりゆけり
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梅辛夷桜山茱萸咲きますと言えば看護師楽しみと言い/訪問看護
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2注意3警戒4危険表示横目に行く雨後の早瀬は/白波立てて
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あのひとは 今頃何を する人ぞ ホーム画面に 赤丸探す
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テーブルに麦が生けらるランチ会 初にて噛みしむウクライナの味
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薄日射す うつむく姿清々し 野に咲きそむるカタクリの花
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一人寝る 広いベッドで 瞑想す つまんないだろな 妻亡き後は
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徒然に かの君想ひ 筆をとる 短歌に込める 言えずすきの二文字
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