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雲かかる にじむ光が さす道に 鈴虫の声 かすかに届く
33
敷地あり 家が建ちたる 部屋の中 孤独死などは 明日の我が身よ
13
在りし日の家族の記憶夢に見てむせび泣きたる夜中の目覚め(題/夢)
24
トランプと ぽっくりげっくり 高市氏 煮え湯の前に 離れてくれよ
9
コロコロと変わる心の底の個の灯を取り燃えぬモノに憐れむ
20
恋したるあの人歳を数えればアラ還なりて時の早さよ(三十年前の恋)
17
二度の婚その二度ともを壊したる我が身の罪が我が身を潰す
17
不倫する君に不倫の恋をする二重の罪の重きは
t
(
トン
)
か
13
たわむれず今夜そのまま晒したる罪多き身の業の深さを
19
きっとダメ邪念が歌を曇らせる在りの姿を晒してみるか
18
黄の色が取れてまろきの銀月やあまねく白くひと世照らせり
25
歌えどもなお歌えども及ばぬか「注目の歌」道は険しき
17
台風によくぞ耐えたと屋根に在るペンのキャップを拾い励ます
19
大水に浸かる稲穂はうなだれて 刈ってやれぬを詫びるは誰か
21
前よりも小さきチョコに世に情け増し束の間の幸を食みぬる
19
甘えるな 間違えるなよ 偶然を 必然とする 賭け事心理
6
風涼し夜道歩けば汗冷えてくしゃみで月へお辞儀せしかな
24
微に細に 時が交わり 一体に 闇の中には 彼方の光り
13
十五夜の黄色の月のあまねきや心を写す水面揺れたり
25
孫娘迎える明日の猫日和様へ捧げる永遠の花束
21
満月を 探しながらの 帰り道 満ちゆく明日を 待つ曇り空
11
世が世なら孫の手産みし人の手にノーベル賞を手渡したいが
15
この星じゃ物足りないわUFOでドラフトばりの花婿探し
26
パッと照る君の笑み撮りドドンパの音だけを聞く花火大会
21
あの世へと 払う金なし 六文銭 学び直せと カロンの渡し
13
淡く満つ
円
(
まどか
)
の二羽が杵を振る影を愛でたる秋の夜の風
17
手料理に初めて君と笑みし日を込めていつでもときめく笑顔
16
泣かないよ振り返らないきみのこと友だちなんて毒にもならねぇ
24
ストックを推敲するか選りすぐるそれに時間を割くが先決
12
一度だけ芯が綺麗と君に告げ時は褪せずに微笑む僕ら
19
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