利に敏き 海馬(かいば)を持てる 民族を イラン事変が 炙り出したり /事変=宣戦布告のない戦争状態
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格助詞を 替えれば歌が 良くなると 告げやらましを 歌会ならば
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独り食う 参鶏湯は ラヴェルの 『ボレロ』の如く 飽き初めにけり
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振り絞るような 母の涙声 耳を離れぬ 「バイバイ、ミクちゃん!」(タヌ猫の本名)
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リハビリに通うあぜ道水仙を見知らぬ同士が杖つき眺む
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花桃が笑い出したら春休み下校のリュックに花びらひとつ
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兄死せり 部屋に残りし日の丸を 今日はな出しそ 燃えるゴミには
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芽吹く風 淡紅揺れて 山桜 いまほどけゆく 一本の春
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捨てられぬ物も想いもあふれすぎ部屋が心がゆらゆら揺れる
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桜咲く国に生まれた我々は 生まれながらに ど幸せだな
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雪解川 水際うずまく 白銀の 早瀬の飛沫 光り散るかな
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朝目覚め露天の風呂に浸りなば箱根にかかる有明の月
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道端に侍たちの夢のあと大谷ペットボトルを拾う
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我が庭にムスカリ連翹 雪柳 桜吹雪きて彼岸の明ける
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輝く は赤らみ が光る 笑う顔には 一面の春
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あなたには綿だと思われたいけれど なまりなことも覚えておいて
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朝起きて裸眼で古い歌集読む我をカーテンの隙間から見ている あなただあれ?
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怖いからぎゅっとあなたの腕握る 指の跡が取れなくなるまで
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凍てつきて 碧く透き  清流の 君旅立ちて 雁北帰る 梅の香溢れ 雪解川
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釣り上げておいて食わぬし餌やらぬ それはあんまりじゃないんですか
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切り株に誰が置いたか石の群れ増えていくから株は願いを
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夕焼けて 身反りて見上げる 凍てる岳 冬陽背おいて ひとり影行く
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「一番」も「特別」すらも望まない わたしあなたの「ありったけ」がいい
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メンテせずチャリのブレーキ甲高く鳴くもんだからソフトにかける
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葉っぱより  先に花咲く  黄花あり 色味少なき  時季を彩り
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あなたのこと考えていたらドレッシングかけすぎたから、しょっぱい朝だ。
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美少女も小鳥も餌をやらなけりゃ死んじゃうんだと飼ってわかった
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ベテランの刑事でかも目逸らす現場げんじょうに立ち会った後飯五杯食う
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過ぎし日の父とのキャンプ懐かしみ ひとり山入りテント張る息子
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日の本の 四季の光と風と水受けし桜は 春の舞台へ
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