連休が 名残惜しいか 「ママがいい」 泣きすがる子を 詰める園バス
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耳石じせきなる小さきものでこの目眩 精密なりき人の脆さよ
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春溶かす 降り注ぐ陽に もう夏日 暑気にシャキッと 引き締まる茄子
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特別な事 何も無かった吾の連休 明けて安堵す世間も日常
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午前二時涙の味と気づけずにチキンライスはあかく冷めゆく
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麦の穂は 輝きを増し 黄金色 良い日になるぞ と背を押されおり
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行先は風まかせでもいいんだと吹いた綿毛に教わる五月
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上に行くエレベーターは空のまま夜を迎えに行く籠になる
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Paranoid Androidのイントロの ギターがずっと下手だった君
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「おねえさん」て呼ばせてるけどママよりも歳上なのよ歌ってる人
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この女優二つか三つわたしより年上なんだ綺麗だわ(クソ!)
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ゴールデンの 「毛を刈るかな」と呟く人 人より暑き 犬への夏愛
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バカで売り色気で売ったタレントの文化人ヅラほんとムカつく
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サイコロを振りて難儀なんぎな人の世を 行きつ戻りつ 盤面ばんめん広し
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麗日に白詰草の指輪編み心捧げて鼓動の華やぐ
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「子とまちの弥栄ならむ」 ことづけを 畏みもまをす まつりの神に/まつり☀︎まつりごと
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いい人に なった気分で おばさんへ 初絵手紙 したためました
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ごめんなさい 十四の僕は あの夏の君に寄り添うべきじゃなかった
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短歌の日、何も浮かばず過ぎ去って そんなときもあるさと前を向く
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ひむがしの空より ひそと顔を覗かせり さそり座 皐月の夜半やはん
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どこかしら 隙があるから 愛おしい コケる日もある 人間だから
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背広着る、着ないで出るか思案して やはりワイシャツ皐月の風よ
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残酷な 天使のテーゼを 聞いたあと 悪魔から聞いた アンチテーゼ
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暑かろう背広を羽織ったご同輩 脱いでしまえよ腹を晒して
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ぐずる孫引いて歩いて誘拐に間違えられた俺の面相
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公園でよその子見てたら母親が「変なおっちゃんいてるから帰ろ」
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塩辛いチャーハンまずいと言えた日の言葉はなまもの 父との昼は
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木陰にも青葉をまとい錦木は錦を夢む木洩れ日の初夏
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風抜ける山懐の青もみじ 名もなき山の風情もまた良し
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藤棚の 暖簾くぐれば晴れ晴れと 初夏の風受け今日を生きをり 
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