Utakata
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misty
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猿もすなる短歌というものを詠みたいとて詠むとす。
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真っ黒なヒューマノイドは私です。ネガキャンかまして、今日もふて寝。
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吹きすさぶ、我が心に鬼現れ。河豚のごとく、
SNS
(
ネット
)
を流るる。
5
怠惰なるベンチプレスは確かな根、絡まる先は「不確かな壁」。
3
夜風吹く君への気持ち夜露なく。僕は独りでベンチプレスさ。
2
とりたてて目立つことなし我が家の根。四人のドラマも、いつかは消えゆく。
4
いい子をね、演じられたらよかったな。傾いた屋根、寂寞の月。
7
久方に、家族を想う、どら息子。
妹
(
いも
)
の痛みは想像すら超え。
3
妹の結婚式を想い出す晴れた四月嘘ひとつない空
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サブスクで中森明菜聴きながら知らぬ80's想う。
7
夜更けぬ。小林秀雄読みながら、モーツァルトがとても恋しい。
7
あたらしい目薬差せば潤う眼の水色の虹、涙がキラリ☆
4
夜更けにて挨拶ごめん「今寝るわ」。深夜のLINE、顔面光りて。
5
宍道湖の信じる小道、夏見っけ。蛙高らか、池は静か。
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かみさまの足音聞こえ雲隠れ。天使の花輪を、奪って候。
6
「くれないの?」きれいの、ほしい、紅の。くちべにひとつ、ほっぺにりっぷ。
7
AM3:00、殺人現場を妄想す。アガサ・クリスティ、震える手で読む。
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本の虫。蒲団もいつしか虫、喰われ。夜の灯に、僕も誘われ。
5
春の雨。僕の頭はちょうど覚め。遅るることを、悟って二度寝。
7
雨あられ。窓に吸いつく水滴を、見上げる気持ちは正岡子規。
3
短歌だん。単価がつくのは簡単だ。詠み手がつくのはされ困難や。
4
「乳母車」
現在
(
いま
)
は律儀に「ベビーカー」。スニーカー履く母、スモーカー。
5
春来たり。冬はいずこに、悩み落つ。積読山からニーチェを得たり。
4
衣擦れの光灯
(
ひかりあかり
)
のやむごとなき。美しき蛾が、世を(余を)笑っておる。
3
あまごいの、恋を恋ゆるな、乙女たち。そなたの道は、虹をおはしめす。
1
秋雨の憂しこと、風が夜駆ける。コオロギの
音
(
ね
)
が耳に優しく。
5
Utakataを「生活」フォルダに入れている。ご飯のように、自然に、毎日。
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名宛人さしずめ白紙のままいこう。僕の日記よ、世界に届け!
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晴天は曇天となり、草草す。誰か密かに逢い引きしてる。
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雨の露ソオダのように降りそそぐ。風よさらって、君は綺麗さ。
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稲妻が僕に愛を打ちつける。「恋は事故」だと、「愛は病」と。
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