voyage
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猿もすなる短歌というものを詠みたいとて詠むとす。

フュスンという少女、土耳古トルコを駆け巡るファスナー閉じてAllegroに舞え
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「ゴミ・タバコ・拭き紙・等を・捨てないで」トイレに書かれたリズムをまもって
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新生活one styleを二人にてゴミ箱さえもひかり輝く
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アルペジオ小川のように耳流れ春のコード季節が素肌に纏う
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つんでれの春と出逢って三十年桜のようにいつも降られ、て
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伝書鳩(みみたぶ触れて)吉報と「i」が交わり春風吹けり
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令和の「令」レ点をくわえ和を発令怜悧な君は黎明、と鳴る
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春の上飛行機雲と電線があやとりをなし蒼空ほぐす
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一篇の詩を捻り出す(いとくるし)不図、聴こえくるSeaのさざなみ
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神さまか誰かがくれたギフテッド活かし育むためこそ、独り
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キキの手にはいつも温かな飲み物おソノさんにもウルスラの手にも
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群青が黒板上を演出しひこうき雲が絵を描きます
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ドゥルーズが難解すぎて胃が痛い概念上のロキソニンくれ
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金ローの魔女宅録画見つからずキキに会いたくTSUTAYAに走る
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ハイ!チャイナ!宮廷ドラマに胸打たれ僕なぞ出る幕のない美麗
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感染後のコンセンサスを得られませんコンセント差し医師が釘刺す
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ミステリートライアングルエビデンスアフタークライムサウンドノベル
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アメリカでアメリカナイズされたリカちゃん人形だけ入管違反 
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「ホワイトハウス」実はチョコ菓子の名で地球温暖化世界の憎悪で溶けちゃいます
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ネブラスカっていったい何処にありますか幸福のパン売っていますか 
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空き缶をジェンガのように積み立てて一気に崩すそんな妄想
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ペンデレツキ聴きて(音)楽の飽き足らぬ現代と名の付くもの熱く 
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サイレントマジョリティーはいざ知らずわが暮らしぶり静かに堕つる 
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外晴れてちょっと遠くの通りまでカラオケ屋から「なごり雪」聞こゆ
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甲子園実況陣のあたたかさ戦争の根を止めるものあり
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春触れて涼宮ハルヒの雪がやむエンドレスな日々誰ぞしるらん
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九時からの会合遅れてまだ着かぬ先方の首は六メートル超え
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うつらうつら一反木綿の擬音にて春の妖気を連れ飛び廻る
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サウナにて整う恋を許すまじ浴場出でて君と待ち合う
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病床の魚の眼から潮流れ「我を食え、焼け、骨までしゃぶれ」
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