Utakata
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猿もすなる短歌というものを詠みたいとて詠むとす。
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推しの子の劇情劇に我忘れ。届かぬ愛の碧さ、きらめき。
6
向日葵の細くたなびく無邪気さに己の弱音も風に流して
17
エミネムはあまり似合わぬ夏空だ。韻をかぶせる芯もあるまじ。
7
暑さゆえ、雫が空に放たれる。熱気求めてウナギは登る。
5
氾濫す。君患いは河のよう。濁った頭で「明日を祈る」、と。
4
クーラーを四六時中効かせては真っ紅な麻婆豆腐をぺろり
7
夏空の遠き彼方に月は在り。兎も涼み、今宵は冷たし。
9
灼熱をものともせずに歩く人。窓の内では蒲団がひんやり。
5
チルアウト。片耳流れるMidnigh(t).心静かに音と消えゆく。
4
喉乾き、自販機探せば炎天下。君に手渡すソオダのかがやき。
9
アスファルト陽に焼けてなお黒光り三号線の朝を駆けゆく
13
朝ぼらけ読書灯の紐を引く開いたままの夏、回想記。
7
夏の朝。蝉時雨に舞うヘーゲルの、精神の眼に我、時めかん。
10
真っ黒なヒューマノイドは私です。ネガキャンかまして、今日もふて寝。
3
吹きすさぶ、我が心に鬼現れ。河豚のごとく、
SNS
(
ネット
)
を流るる。
5
怠惰なるベンチプレスは確かな根、絡まる先は「不確かな壁」。
4
夜風吹く君への気持ち夜露なく。僕は独りでベンチプレスさ。
3
とりたてて目立つことなし我が家の根。四人のドラマも、いつかは消えゆく。
5
いい子をね、演じられたらよかったな。傾いた屋根、寂寞の月。
7
久方に、家族を想う、どら息子。
妹
(
いも
)
の痛みは想像すら超え。
4
妹の結婚式を想い出す晴れた四月嘘ひとつない空
10
サブスクで中森明菜聴きながら知らぬ80's想う。
8
夜更けぬ。小林秀雄読みながら、モーツァルトがとても恋しい。
8
あたらしい目薬差せば潤う眼の水色の虹、涙がキラリ☆
4
夜更けにて挨拶ごめん「今寝るわ」。深夜のLINE、顔面光りて。
5
宍道湖の信じる小道、夏見っけ。蛙高らか、池は静か。
5
かみさまの足音聞こえ雲隠れ。天使の花輪を、奪って候。
6
「くれないの?」きれいの、ほしい、紅の。くちべにひとつ、ほっぺにりっぷ。
7
AM3:00、殺人現場を妄想す。アガサ・クリスティ、震える手で読む。
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本の虫。蒲団もいつしか虫、喰われ。夜の灯に、僕も誘われ。
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