断りを告げる君と能天気終わりを告げる私のブック
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おだやかな陽かと思えば 雲厚く 風が強いよ 花粉が飛ぶよ
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すれ違い形を成さない感情も他人のような君の優しさ
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駆け出した いつかの夏の 主旋律 すべて照陽てるひに 輝いていた
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おしぐるまニコニコ一歳押して行く 自分で歩く喜び乗せて
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まだずっと眠ってたいのに春が来て 伸びた前髪枯れたサボテン
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有るものを 感じ入ること 下手くそで 無いものばかり 手招きしている
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経の聲 響き浄々 香運び 彼岸の義父の 微笑垣間見ゆ
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二回目のアレッ?で名札二度見する 店長さんが代替わりしてた
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Wi-Fiの扇ひらいて アレッとなる 美容院ここのWi-Fiつないだ事ない(笑)
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交替つぎのヤツ、えへんせいで、帰れやん。 オレが責められ、泣きそうや。 冬」
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久しぶり 鏡を見ると老けている 口角上げれば 少しは若い
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ようやっと 昼休憩となりぬれど 耳をつんざく いらっしゃいませ
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シャッターにぶつかり稽古空っ風震わす音は絶えることなく
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君とならデートはいつも楽しいが 自分の時間も大切です
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次に来る大江戸線は七分後 その次来るのは三分後
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春風と陽と雲の間飛ぶ雪は冬の花びら散るかの如く
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これイイネ! 私似合うか? このロゴ ストライプ 祝に贈りし 息子のお下がり
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「手伝うよ」いかにも優しその言葉 責任すべて押し付けるのか
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ご先祖は 来世のために 準備する まためぐり逢い やり直すため / 御彼岸
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怒ったら 法事に来ない人のため 我慢していた私はバカだ
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珈琲の 香り楽しむひと時に  先人たちの かたりが色添え
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春霖うるわし 朝のとき  窓越しに見ゆ 葉打たれしさまを
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あの頃に 感じた輝き そのままに 今でも好きな 君の好きな歌
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怒ったら 親の法事に誰も来ず 我慢してきた自分がばかだ
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しょうもない会話で笑い転げてる それも幸せの一つのカタチ
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境目を 曖昧にして 過ごす日々 たまにはキミも どちらか決めて
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その嘘に 気づいてしまう なぜかしら 知らないままで いたかったのに
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急ぐ朝トイレペーパーの端っこも隠れた猫も出て来ぬ法則
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カッチリと難儀な固さや仏前に線香手向けんお彼岸近し
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