パンクした 自転車かかえ 田舎道カントリーロード 行きはよいよい 帰りは怖い
11
道化師が 再びあった いじり屋は 今は丸く よき後輩
7
三月に 物整理する 春休み 懐かしいもの またお目にかかる
12
今思う 好きといって おけばなと 彼女のふるさと 浜松にて
7
最近の 若い人は マニュアルで 人助けても 心あらずに
6
キミが詠む 短歌の俺は 生きてたり 死んでたりする キミの気分で
6
譲れない決めたその目は輝いて自分のポリシー 心に旗立て
9
朝食の片付けせぬまま 遠き日に想い巡らす 日曜の朝
23
あの人は、申し訳ないけど、ロッキーか、ブルース・リーに殴られてほしい。
7
バッカじゃない? なんでわたしに 言わないの? キミが現れ 泣きそうになる
11
日溜まりの テラスに留まる 夫婦鳩 歩むすがた 光り射す
8
昔日せきじつの夜 冷気入らぬよう布団の端 トントン叩く母の手の記憶
21
甲子園 女子高生の 君が代 その歌声に  美しき曲と知る
15
春もみじ紅き新芽の妙なるや朝陽に愛でし仲なればこそ
21
ぶきっちょで上手くできずにべそかいた白詰草の乙女のティアラ
33
野に咲くは紫、黄色、白き花 心焦がされ見つめし君は
22
春の野は思い出たどる宝箱れんげ畑で日がな一日
28
田舎道陽射しを浴びてひとり旅 蓮華の紫快晴の蒼
45
薄氷の 弾け砕ける 春日和 淡雪溶けて せせらぎ流れ 川の瀬騒ぎ 野山さえずる 
6
たおやかな 言の葉という インスリン 吾の血糖値 下げてくれたり
15
菜種梅雨 雫を纏う ふきのとう ぽつぽつぽつん ああ春来たり
13
陽の矢射し 垣根しなだれ 朝顔の 陽背負いし影 薄れ消えゆく  夏の夕暮れ
5
絹の雨  しなやかに揺れ 朝霞  濡れて色濃き 野辺咲く黃花 香こぼれる 春のまどろみ
5
放課後は球拾いのみ明け暮れて白球唸る 声の届かず
14
長い影西日に帳がおりるころ壁塗り終えた父と銭湯
16
暴力は暴力でしか御せないと信じる人が集うコンビニ
9
いねられず 咳止まぬ我が背中をば さすりぬ母の手 幼日の夜半よわ
31
外からは 見えない苦労が あることを わからなくても わかろうとはしよう 
12
懸垂が 100回できたら 会いに行く 100回できたと キミに伝えに
7
朝の公園 あなぐらからかと 思うほど 人を連れてくる 春の魔法か
15