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ため息がうっとうしくて絵を描いた 泥にまみれた桔梗みたいな/折句・田植え時
8
屍は 振り返っても 見えざりき 背にへばり付き 知らぬが仏
9
メガストア 憚りせずに 鎮座する 不便被り 御免被る
8
紙コップ耳にあてても聞こえない たこ糸手繰る夏の校門
12
人生を ひた走る程 視野は狭く 見据える 幸せな幕引きを
5
竹林に
生
(
あ
)
れし若竹 天目指し伸びる速さに
生命
(
いのち
)
漲
(
みなぎ
)
る
23
本当は文をしたためたいけれど
LINE
(
ライン
)
しか知らぬ君に届けて ・・・ しかし君 即
返事
(
レス
)
はないわかってた たまに早
返事
(
レス
)
苦しいのは何故
4
吹き荒れて
逆巻
(
さかま
)
く炎の
渦
(
うず
)
のごと 風の吠えたる ゴッホの糸杉
28
ギフチョウが舞う空に染むヒサメユリ 別れは
初夏
(
なつ
)
の永遠となり/ギフチョウ:幻の蝶
19
白頭巾木立の中の水芭蕉 夜中に何か相談するらし
18
この手をとったあなたは共犯
(
僕も君も大罪人
)
3
「おかえり」の言葉と笑顔の代はりに 尾を立て「ミャオ」と出迎へる猫
20
味噌野菜タンメンの汁少し残す 幸楽苑にて連休締める
13
腕相撲で娘に負けてふて寝する夫を何と慰めましょう
8
なぜなんだ!痴漢冤罪晴れたのに女房と娘はまだ疑ってる
5
霧雨に 浮かんで消える あの人の 探しはしないと 誓った背中「霧雨で見えない」
14
幾千夜
(
いくちよ
)
に 狂えど謳う この愛を
腸
(
はらわた
)
だして 君に見せれば
4
燕
(
つばくら
)
が改札口をすり抜けて田んぼの駅に人影はなし
10
夕焼けを藍が優しく飲み込んで始まる夜を分かち合いたい
14
ありがとう 御礼伝えに 来る人の 優しき心 仕事のモチベ
26
帰り道白線の上ゆらりゆれ海のリズムで飛ぶ水たまり
6
凡人は 回転寿司の ネタなれば 歳降るごとに 安売り廃棄
9
若葉して六時間の大冒険 無事の笑顔が何よりギフト
24
高速の合流よりもむずかしい
息子
(
キミ
)
を信じて黙っていること
36
外まわり草刈り行けばたんぽぽやナガミヒナゲシ愛らしなれど
23
風渡る庭に勝手に咲きし花小待宵草マツバウンラン
24
達筆で イカの塩辛 目に良いと どこで聞いたか 母からの宅急便
15
○
(
まる
)
書いて ちょん
○
(
まる
)
書いて ちょんちょん どこに落ち着く 「トランプゲーム」
11
昨日会い飲んで笑ったその人の 発熱投稿 喉を確かむ
6
おしゃべりは 脳トレになると 言い合いて 今日も会話の 弾むわれらよ
18
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