梅雨明けし 朝採れトマトに胡瓜を加え 夏を閉じ込め 一気に攪拌かくはん
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リストバンドの穴の位置見ていつしらに痩せしわが手に夢は残らず
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指をおる 何度ともなく くりかえす 遅きにしかな 老いの手習い
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炎天にテント組み立てる手には汗 軽口ひとつ 次に続かず
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母の笑み 指にからまる あやとりの 何度ともなく 昭和の遊び
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玉のれんじゃらりとくぐる母のゐて湯気の立ちたる浅蜊の味噌汁
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太るけど博多ラーメン食べたくて 替玉がまんキクラゲたっぷり
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死ぬなんてそれはいつでもできるから行けるとこまで行ってみようよ
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雑貨屋で妙ちくりんなものばかり買うあなたから選ばれた僕
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体感は五日前から明けていた 今さらながら梅雨明け宣言
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偶然も 偶然に見た エアバスの 迫力たるや まるでSHO−TIME 大谷翔平‼️
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日焼けしてひび割れだした腕の皮膚 羽化した蝉の茶翅の様に
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梅雨明けだ朝日浴びたる向日葵やきみとみている未来照らせよ
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夏時計 正午過ぎたるを 知らせるは 鳩の代わりに 蝉時雨なり
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フィットネスウェアを着ている人の吸う煙草の煙に巻かれるヘルス
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名を呼べば モフられ形態 撫での仰せ あと何形態 変身残すや
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吾子笑ふ駄洒落ばかりの小噺につられて笑ふ妻も吾も
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海の日に梅雨明け迎え横浜の陸は猛暑で塩飴売れる
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うたかたのうたに癒され頷くも流れの底の氷の笑みは
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闘いは 倒れてのちやむ 教えられ うれしきことも なきまま往くか
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休憩に 飲む麦茶は 比類なき 銘柄あれど 釣瓶から汲む
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お刺身を退院祝に出したくて自動ドア前開店まで立つ
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涙雨煙る行く手は遥かにて死出の山路をいかで超ゆべき
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この家を 出ていけぬわけ だだひとつ 三十五年の 住宅ローン
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ねこのおひげ せんよう専用・いれもの あるんだよ きりのはこ桐の箱なの おなまえいりよ
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みんみんと漫画の音喩の字のままに 朝っぱらから蝉が初鳴き
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これもまたいい刺激にはなるのやも一度の歯医者に四つ歌詠む
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夜風浴び窓辺で眺む遠花火 微かな音に光りては消ゆ
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の浴衣孫に調え夏祭り 母のお下がり喜び纏う
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今日こそは ブルーベリー 買えました 汗ばむ口に おいしさひとしお
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