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髪香る触れる二の腕切なくて 妄想列車の一人
乱泥武
(
ランデブー
)
7
中学の修学旅行で唱えしは ブスバスガイド バスガス爆発
8
カーテンの外側に夏置き去りに 切り取り線の端見落として
13
過ぎ去りし夜半の嵐に晴れ渡る 色無き風と季節外れの
寒蝉
(
ツクツクボウシ
)
10
アイロンの角が触れての焼け跡が臀部に出来てとりすまし顔
10
荒野には後半生という言葉軽々しくも漏れるため息
9
一夜明け廻り舞台の秋の空 昨日は雨傘今日は日傘で
25
時は非道やっと自由になれたのに老いが自由を奪い続ける
34
秋うらら レースカーテンそよゆらし ゆるきひかりの ゆうらりとどく
16
待ちすぎて根が伸びて彼岸花になる、ってとこで来るなんて、あなたは
7
ぼこぼこに潰された缶の気持ちを考えたことがあるわけない
7
台風去り 輝く朝日 トンボ舞う 風のゆらぎに 影ひるがへす
8
秋の田に にわかに雨の 気配して 耳惑いけり 蛙の雨鳴き
12
なんでいま 座ろうとして やめたのよ? 右に座ると 喋り難いねん
5
お漏らしは 年寄りだけと 思ったら まさかの日銀 利上げ問題
5
なんでいま 座ろうとして やめたのよ? 横に座ると 喋り難いねん
5
胡瓜馬 茄子牛置きて 玄関の 彼岸は父を 迎ふるところ
9
踏み込まぬ 息子の世界 孫の事 見守る姿勢 変わらないけど
9
雨去りて夏の暑さは土俵際 のこったのこったうっちゃり逆転
12
風光る 匂い爽やか 山青葉 目には見えねど 野を駆け抜ける陽よ
7
耐えてきた 何度も危機を のりこえた 明るい明日 必ず来るよ
6
赤、白、緑ピザに感動王妃様その名こそマルゲリータ
5
嵐過ぎ漲る朝日背に受けて泳ぎ羽ばたくシオカラトンボ
16
たまにわね ついてみたいね いい嘘を 笑いがあれば 心も開く
5
こころなき 売り文句のみ 口説いてる 築五年目の ビルに口無し
10
背の高い エノコロ草に 一輪の 秋桜浮かぶ 風過ぎた朝
34
久しぶり つよい太陽 現れた 台風一過 死語じゃあない
8
花束と余韻を抱いて二十九時始発の駅に五時の人々
10
野分あと蝉が鳴いても我が田んぼ稲が残りて今日こそ願う
10
荘周の胡蝶みたいに軽やかに夢のむこうに会いにいけたら
8
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