春雨に打たれて探す出雲石二時経てど一片もなし
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見渡せば霧立ち込める山々に抱かれ涼し吉備の蒜山
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底力発揮鼻の差での笑顔最後だったな古希のビールよ
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八重洲口雨に打たれて乗り込むは出雲市行きのJRバス
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戦地より 五男戻りし 日の母は 五郎の木をだき 目を閉じており「母さんの木」
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星の夜に人道支援の旗掲げ光りに染める「地球のステージ」 / 桑山紀彦氏招き開催の夕
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駅弁の釜めしの釜持ち帰り使わぬままに五年過ぎたり
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泡沫の歌人の跡の消えゆきて何処へ流るる赤き病葉 
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終夜(よもすがら) 思ひあぐねた ところとて 壁掛け時計の 振り子のままで
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薫風に さらさら揺るる柿若葉 皐月の空と何を語らふ 
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義理実家ちがう布団うまく眠れず寝返りを 起きればいいとウグイスの歌
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完全に 忘れられたと 思ってた キミがプリント 持ってくるまで
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複数で ボタン押すから 大丈夫 そう思ってた ボタン押すまで
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やっぱ無理! 自分を殺して 生きるのは キミもそうだろ? 俺は限界
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完徹は 初めてだろ?と 先輩が 缶コーヒーを 自販機で買う
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100円でお釣りが浮かぶ串団子一本二本なんぼでも食へ
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透き影と陽だまりの美しさを貴方はまだ知らない方が良い
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救われた 献身的な その笑みに この恩は 決して消えないよ
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一強の自民といへど無理ならむ憲法記念日の今朝おもひをり
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コンビニの床がいいです草むらのパラシュート花火みたいに眠って
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二槽式洗濯機なら泡沫もながめてられる透き通るまで
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不条理な目にばかりあう人生はさながら町田康の小説
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わたしたち変わらずにいよう来年もうたた寝ばかりのピクニックしよう
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知を尽くす本気のビジョンと熱量に人は夢見る短歌の未来
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無色でも透明でもない風が吹いて過去からの手紙がわたしを生かす
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安全靴オシャレに進化 履きやすく耐久性でもNB超えて
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妣(かあ)さんとお好み焼を半分こずつ仏壇の前逢いたくて
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冷血な私と思う憎んでる奴が逝ってもスッとしている
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膝回り鍛えるために良きと知り自転車を漕ぐリハビリの日々 
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我ひとりメタモルフォーゼの重金属 人に焦がれて詠ふ日々かな
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