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めくるたびジョーカーだけのトランプに「敵ではなくて人だ」と叫ぶ
25
環境と動物に優しい人でいたい。人間は、そう、どうでもいいっす。
2
妄想をすることはとても好きだけど、妄想の後のため息は嫌い。
3
農園で甘き香りの苺買い好みし夫に供ふ命日
46
賭けとして入れずにおいたガソリンが二十七円安くなった朝
14
今日こそは開花宣言春うらら 思い新たにそれぞれの道
21
もういちど 観てみようかな プレイにじゅ うごねんごの ラストシーン
2
紋付を 着たる十二の 少年よ 卒業式で 着てよきものか
10
小学校 卒業式の 卒袴 十二の稚女が 着たる違和感
12
「なんとなく」多用するやつ無能だと言っていた人さほどそれほど
14
最期には鈍く傷んだ
刃
(
は
)
になりたい やさしいあなたの傷になりたい
2
眠りから 気合いを入れて 起きる朝 アプリおみくじ 大吉嬉し
28
フラミンゴ二本の脚を入れ替えてつかれてんだね虚ろな瞳
10
偽物の山の斜面に立ちながら異国の山羊はただ草を食む
12
百首
(
ももうた
)
を
詠
(
よ
)
みて残るは ただ
一首
(
いっしゅ
)
短歌
(
うた
)
の
深淵
(
ふかみ
)
に
惑
(
まど
)
いけるかな
22
花信風
(
かしんふう
)
古葉
(
ふるは
)
を分かち 旅立ちの
新天地
(
しんてんち
)
へ向かう
命
(
いのち
)
の
繋
(
つな
)
ぎ
9
校庭にゲートボールの輪ありて子ら混じりゐる放課後の風
14
ガタゴトと農道揺られ耕運機もろこしもいだ たくさんもいだよ
17
情景の言の葉の糸 見へたらば
筆
(
ペン
)
とふ編み針で紡ぐ歌
25
久々の 視力検査で
1.2
ニカウさんには 及ばずとも
5
迷い人ひざを抱えて暮れていたロスト寸前待ち人きたる
16
警備員 不動の様は 近衛兵 釘付けで見る JKの足
4
涙腺をティッシュで押さえ目薬がジワジワジワジワ 広がっていく
15
夢に見た 巴里、凱旋門、エッフェル塔 醒めれば 薄い 煎餅布団
5
万葉の 防人たちの 長き道 誰ぞ知る人 家族への愛
15
星屑を集めて君を作ったら
蠍火
(
さそりび
)
燃える心を灯す
12
菩提寺の墓の間に間に風遊ぶ夕には春雨そぼ降るらしき
44
届かない 痒い背中のもどかしさ アマゾンプライム孫の手届く
18
余白にはへのへのもへじが脹れてるペケばっかりの答案用紙
12
書かされた 間もなく消される チョークの絵 私と君だよ 似せてないけど
5
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