稲妻に 一瞬うかぶ輪郭は 知っているもの? 視えてよいもの?
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降車時の 寒暖差無き瞬間の 心地はかなきを噛み締む
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甘くても甘くなくても食べるのは自分だけだから選ばず買う梨
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轟轟と飛沫しぶきをあげる滝雨たきあめよ いかづちの先に見える龍影たつかげ
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犯行の現場見たとてもう止める気力もわかぬ畳爪とぎ
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中国のしつけ足りない嫌な餓鬼 でもこれって昔の我ら
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大陸系中国人の野放図さ 腹立たしくも羨ましくも
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目が首都に慣れてしまった2週間何かが足りないとは思えない
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なんかもう男も女もあざといね 「いい人の顔」どこもかしこも
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以前からそうだったかな?一箇所じゃ許してくれぬ蚊の攻撃に
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真実ほんとうのこと言うならば悪いけど天が西から出かねないのよ
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アイスチャイ片手に 俵万智さんを ここで飲み会寸前まで待機🍺
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じょしこうせい かわいく踏んでいたからさ ついつい釣られて difficultなど(笑)>「唱」とか選曲。楽しすぎた!
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読ナみゾ方機さ能え も縦知中ら横なをか使っいたたのい
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地下でさようならと告げる初めての東京修学旅行の思い出
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多色展開している若者が数えられたらやまびこに乗って
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口数の勝負だとしてお隣のカップル同士とナンと私と
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渡されたレシートをすぐに捨てる時 罪悪感と同じ味がする
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デカい愛注げる人が一人なら産んだ時から迷わずあんた
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多忙でもなぜか落ち着くデスクにはあれやこれやの自分仕様あり
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ひらひらと落ち葉舞い散る秋の暮れ延々続く庭掃除かな
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雨垂れが石を穿つ要領で、きっと空いた靴下の穴
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行き着いてなほ足萎えぬ老兵は はやひこばえの萌ゆる刈田に
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ただ閉ざし愚かが楽で逃げおおせ時代ときはいつでも過ぎゆき去った
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この道を 歩み始めて 時がたち 少しのんびり してもいいかな
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忙しく やってるうちに 違うだろ 闇の迷路に 右往左往や
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職務中飲酒禁止を撤廃せむ とてもシラフで乗り越えられぬ
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笹の枝が荷台の後ろ飛び出して ゆれる尻尾の化けそこねかな
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善と悪 選んだ途端 人格に 影響が出る 正直恐い
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真っ黒な 雲の隙間に 日が差して こっちへ来いと 手招きしてる
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