青行燈
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河野裕子さんの
『手をのべてあなたとあなたに触れたきに息が足りないこの世の息が』
に感動して短歌を始めました

誰かの心に残る歌を詠むために日々奮闘中!

恒例の淡い花火と夏祭りもう今年から行かないだろう
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おはようと空の部屋に響く声 迷子のように虚しく消える
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夢を見る別れた嫁とその娘 アラームなんてかけなきゃ良かった
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幸せにしてやりたいと願ったが口先ばかり あぁ俺は。
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空へ舞う僕の心と白い息 握る君の手ぬくもりを生む
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親の髪かくれんぼする白見つけ 時は等しく寂しさを撒く
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もう一度 死に際ぐらいはこの生を走馬灯として繰り返したい
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「さようなら」最期にそれが言えるなら 何も言えない死に方は嫌や
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夜に溶け寒空と共に歩き出す温かい家はまだまだ遠い
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今の世はKやらJが流行りだがやはり私はヘビメタを推す
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ただ「生きる」その一言が難しく段差越えても迫りくる壁
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湯気のぼる油の香りとメンチカツ箸をいれると汁が弾ける
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眠たくて起きなあかんのに眠たくてこのループから抜け出せへん
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にちの朝 少し遅めの朝食に音楽と共にかぶりつくのだ
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雨音が彼の鳴き声かき消して濡れてないかなあの野良猫
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午後六時 土曜を告げる名探偵 娘と共に推理合戦
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元素とか方程式は要らんからただ短歌だけ学びたかった
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朝目覚め光浴びながら息を吸う死する時まで止まらぬ息を
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ヒロインやヒーローになれへん生やけどそれでも生きなあかんらしいわ 
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