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勢いで言ってしまった「グッド・バイ」さよならだけが人生なんだ
8
街灯の 映せし雪の 向こうには
貴方
(
あなた
)
夜風に
靡
(
なび
)
いて彼方
12
親のため親が死ぬまで共にいる良い息子だが白けた私
29
シャッターを切るたび消えるものだけを集めて現像液に沈める
10
ひとのために何かをしても神様は叱るだろうか 雨もふらない
10
いつまでも親に飼いならされているそれは都合で愛とは言わぬ
32
麹から 甘酒作り 挑戦し 自然の甘さ 身体に優し
31
窓に差す陽を握る手の小さきを 光は溢れて我に開けり
22
おるすばん 察知の脳力 長けており 頭いいのか むぎちゃんよ
8
うっすらと雪の積もったヴェランダの放置の鉢に ハコベの緑
15
夜ごはん 友の夫婦と お出かけで 何年ぶりかな ちょっとドキドキ
8
「もういいかい」 隠れたままの 母探し 泣き出す我が子 遠い日の思い出
9
いつもなら通勤二十分の雪道が今日は五十分、さすがに大寒
10
本当はもっと熱くて尖ってて、
A
I
創る君の自叙伝
18
罪人の刑場跡の桑の実を恐れず食んだ子らも大人に
19
両隣会話のはずむ老夫婦 われら
黙々
(
もぐもぐ
)
ラーメン啜る
23
水滴のようないじわる いじわるにいじわるを返すわたしでいたい
6
こんな場に座して震えて凍えおるわが在り様を戯画にシフトす
8
熱の子のあつき唇ひらきつつ林檎のしずく命へ運ぶ
34
「ただいま」の声を待つ間の静けさに鶏肉沁みて愛しき夕餉
29
鉄砲鍋
(
てっちり
)
や 由来を聞けば きな臭し
弾
(
はず
)
む心に
弾丸
(
たま
)
弾
(
はじ
)
かれず
16
一人で過ごす一月に二人で過ごす二月を夢見る大寒
7
寒風に 負けるものかと 脚早め 即 息上がる 70代の我
9
冬枯れの 下草の茂み 掘削の跡 水場を求め マガモ降り立つ
11
風浴びて 寒がる僕と 陽を浴びて 眩しい君の 心は遠い
9
命綱手放し潰れゆくようにセロハンテープの匂いを嗅いで
8
君だけを 見ていたんだよ 7年も 叶わないのは なんでだろうか
7
「マイナス」三キロ「痩せる」んですか? おいおい増えてんじゃん
7
再会に苦労も忘れ来年も桜並木を口笛吹いて
10
目標は低く設定そっと言い 一年間でマイナス5キロ
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