ひたすらに幸せだけを詰め込んだ箱庭の中微睡んでいて
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間違えて間違い抜いて辿り着く住めば都で眺める虹よ
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うれしさが ヘリウムガスで出来てたら 今びわ湖ぐらいなら翔んで渡れる
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ジャスミンティーごときで眠れぬ春の夜パーツが足りないピアスが二対
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自意識でむせかえるような教室で名画をわたり歩く午後二時
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優しさだけ抱きしめてなんて 拓郎は われの隙間にしのびこむなり
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フラレぬる博多名代の石材屋「売り物すべてはかいしたい」と
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公園の 砂場に残る山ひとつ ペタペタちさき手の跡愛し
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輝けるものは見えないでしょうに いつも伏せ目で歩いているから
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花びらにほのかな霧の咲きなびく紫淡い胡蝶の蘭や
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序曲プロローグ奏でる雨声うせい 皐月朔日ついたちの朝 薄暗し天井
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夜更けて 雪降り積もり 日は昇り 独り雪掻き  人笑みこぼれ
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そんなあなたの無茶振り聞いてなにかないかと右左/都々逸
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不自由な世に在れば せめて泡沫で詠むも「いいね」も自由でありたし
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この時期の降る雨にしては派手すぎるバラバラ傘打ちシャバシャバ歩く
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月めくり世界遺産のカレンダー行きたい国が毎月変わり
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世界からこまごま飛び出る糸くずで作ったの、極彩色の繭
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去る人あり こころに短歌うたのある限り 繋がりし糸 切れぬままに /麻のゆき様へ
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もやい解き子ら旅立てば食卓に影のひとつが縛られてゐる
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しあわせはひかりをはなってうつくしく くらいとこへはつるぎのするどさ
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胃の中のドロドロ抱えて会社道 蛹の中は醜いものだと
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大切にしようと君と指きりし 宝石箱に眠る想い出
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「うたかた」やの日々にあり支えられ明日へのいのち紡ぐ湧水
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自覚なき遠慮と卑下の癖を知る指摘されずに今日まで暮らし
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浮世なるまことを問へば不条理も じつなる闇夜に月と隠れし
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白鳥のやうに美しい言の葉を残し飛びゆく人の温もり/お帰りをお待ちしています麻ださま
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強引に ちりも淀みも流し去り 新たな季節呼ぶ春の嵐メイストーム
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愉しみて短歌うたよみ心救わるる「いいね」つけるも もらうも癒し
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月はじめ 想いあらたに 動き出す 予定ある日の 雨の朝でも
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生成の過程つぶさに老いし顔 数多のシミの星状図のごと
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