入学の写真を撮りし桜木で 今は蝉取り孫夏休み
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ハリガネの剣先なんぞ ものとせず エサを届ける 鳩の風羽
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駆け込んで空いててよかった助かった 駅のトイレに神様は居る
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何気無く開けし 何時いつもの抽斗ひきだしの奥 あれほど探していた物が
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難き日の話を聞きつつ向日葵に共に水やりひとときの涼
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容赦なくジリジリ朝日は昇りけり日陰を探し早朝散歩
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夏山に今し過ぎぬる夕立の雲より高き蝉の諸声もろごゑ
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すがし朝夕べの月の忘れものビルの谷間に月見草咲く
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神風かむかぜに夏の日ざしを和らげて瀬音も涼し御裳濯みもすその岸
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緑より黄色に変えし向日葵や梅雨明け空に光を放つ
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岩木山麓のしらとり農場より「マニアックベジタブル」とどく土曜が楽しみ
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微睡みて 昔の猫の 影偲ぶ  未だ耳残る 歩み音かな
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空白み雀が鳴いている頃に起こさぬように不浄に向かう
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大根を 分けて貰ひし 帰り道  思案巡らす 何作ろ?
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今朝キミに 巻いてもらった 絆創膏 キャラ入りだけど 今日はこのまま
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外灯の 光辿りし 畔道の 水面に揺れる 二番星LED
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楽しみは 妻が作りし白茄子の とろりと溶ける煮浸し一皿 
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当世は 夜の散策 叶わずて 影に伏す熊 恐れ歩めり
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マラカスと バランスボールに カップ麺 深夜のアマゾン 危険地帯ね
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あくびして チラチラ時計 見ているが 喋り続けて オチで笑わす
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我が命洗濯よりも終わりたい目覚めぬ朝が来るのはいつか
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青色のシートを持って走り去る風を演じた子が我でした
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ふらふらと 一羽の蝶が 飛んでいる お前の相手は いるのだろうか
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遠足の幼稚園児は十五人黄色帽子が守る道の辺
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お辞儀から紫の葉が三つ咲く送り主へも目覚むカタバミ
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ペダル漕ぐ為に買ったが銭湯に行けぬ恥ずかしスポーツショーツ
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バーベキューセットが残る土手の端で強者達の夢見て呆れ
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くすむ葉を切れば赤白花揺れて売れ残りには見えぬペチュニア
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片付けが出来ずに踏んだ洗濯物 過ごした跡を消せないままで
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陽の下は赤いが部屋で白くなる妬ける宝石ハックマナイト
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