いきなりの 子の帰省さえ 非日常 徹夜の家事も 今は懐かし
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抜歯済む 痺れの残る歯痒さがロイヤルミルクティーに ほつれる
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桜の枝 見上げる先に花いち輪 指差すおさな子笑顔の花咲く
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夕浜に紅く艶めく桜貝期待は気化し波が掻き消す
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バスゆれて赤ちゃんゆれて我ゆれて たからの時の ゆるやかにゆけ
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幾年も空をうつした川面にて 恐れをそっと手放してみる
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脚色の目立つ噂を聞きながら硬いトマトを噛んでるランチ
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ユズの花散り往く私といない日に貴方には空を見上げて欲しい
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高校の鞄に付けるんだって! そう! 嬉しいだって、頑張れだって!
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少しだけ一人になって 逢いに行く 第二ボタンは要らないからさ
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呪わせて! 此の一つだけ覚えててポケットの中揺れる告白
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かすみたる山の端追へば川妬みわれ忘るなと水面ひかるや
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行かないで! 門出の後の帰り道 どうか待ってて、まだそこにいて!
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きっとそう なれるよ私、私達 お友達でも充分なんだ
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二年越し答え合わせをさせたのに貴方は貴方でそうそのままで
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いつまでも私の愛に気付かない貴方にはもう言うしかなかった
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ブラインド閉め忘れたから、ほんのりと、デスクが温い、三月の午後。
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携帯も 本も見ずただ 穏やかな 景色を眺む 各駅停車
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百円で 買った種など 蒔いてみて どうなるものか 夏が楽しみ
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日光と 水と温度と 種と土 弄っていれば 何かが起こる
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いい加減 家庭菜園 一か八 できるわけない 遊びの遊び
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一日が 一週間が 一月が 一年が過ぎ 一生が過ぎ
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春草しゅんそうも震へをる 長き余寒を耐へ 数多の水仙笑ふ弥生
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怠慢のくらしの涯や花ちらし奥歯のひとつ疼く春ゆく
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うつむいて、歩き、仕事から帰る時、脳内に流れる『やさしくなりたい』。
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ぽんと出す持病の薬がひとつ立つおやっと思ういい日と思う
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ごきげんの 朝体操の 帰り道 歩み止まらず 四キロ来ており
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木蓮かコブシの花か迷いつつ自転車を漕ぐ鈴懸の道
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サイゼリヤ。ノートパソコン打つ人を見ながら二個目のドリアを食べる。
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孫らとの焼き肉愉し夢うつつ朝の目覚めの口惜しきかな
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