蝉時雨 父の病室 手に残るノブの冷たさ 扉の重み
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宮内庁 便秘になったら 臭い腸 官僚たちに 浣腸しよう
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青い首大地へボトリ切り落とす紫陽花をいま雑草とする
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若くしてトイレで縊死し漫画家の酷暑に溶けるドロップみたいな
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節約を 極めて求む 前日に 食べたトウキビ うんこ掻き分け 
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どんぶりこ 坊ちゃん誘って さあ大変 お縄に嵌った 声掛け事案
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かぎろひのパイロキネシスしばらくは氷ばかりを噛んで居過ごす
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むせるたび隣の人と目が合いて笑ってごまかすデイケアの昼
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近頃は食事のたびにむせており否応なしに老いを知りゆく
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今日もまた無駄に笑ってレジを打つ 人間ひとり作ったカラダ
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石仮面サギョウボウ  被りし我は 渇望す  パンの数など忘れども  酒!の一献忘れまじ
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其々が 己のことを 求めれば 殺伐として 下剋上なり
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喉痛み 病気のせいか 考えも 暗く小さく 自宅に籠る
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熱中症 アラート出れば 畑にも コンビニさえも がらんとしてる
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無人になり電子になりそして人間もいなくなった改札口
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ディーは嫌ショートステイも嫌な姉 姪のため息「ばーちゃんそっくり」
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鳩が嫌、キモい!といつも写真撮る 多分それって大好きなんだよ
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墓前にて 腰まで茂る 夏草の その強き根は 祖母より継ぐや
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ビール飲む君の望みで席をとる西陽が照らす赤煉瓦壁
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寒空に 一人改札 抜けた朝 ここにしかいない 君にさよなら
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周期的チェロの出番がやって来た艶歌に疲れ言葉遠避く
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読み返す学生時代の文庫本 字の小ささに唖然とする今
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死のいまだ はるけき子らは 彼岸日に 墓地の柄杓ひしゃくで 水遊びする
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だってほら墓石に好きな数字掘られても地獄からじゃ読めないでしょう
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折りおりの 季節運びし潮の香よ この地のご縁 吾が一生ひとよなり
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優先席 少し離れて座りたる 空きあればこそ なけなしの意地
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華やかにウェディングベル打ち鳴らせ二人の誓い永遠とわに響けよ
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自転車で右側歩道急ぐ奴パンクしちゃえよサドル破けろ
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老の身に耐えるに難義のこの暑さ冷房効かせごろっと昼寝
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猛暑には扇風機など役立たずPCのファンもさぞ熱かろう
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