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寒波にて
凍
(
こご
)
える日々も
春兆
(
はるきざ
)
し花粉症薬数をかぞえる
34
淡々と ドリッパーに湯を注ぐ 蒸れる 滴る 異国の香立つ
21
窓を打つ風が夜通し哭いていてもらい泣きする眠れない夜
21
きみとして そのままそこに あればいい そういってくれたようでもう十分
14
縦中を裂くんじゃなくて上横に切るのがいいと思うんだよね/袋
22
誕生日 嬉しくないよ、もう。 言いながら ピンクのはなは わたしをくすぐる
10
シェーバーのかろき振えに肉挟みなおかろやかな油断の朝よ
16
彼の前で肩先震はす君からの 「二月の義理」の黒より苦し
16
大丈夫唱え続けて深呼吸 心ざわつくベッドの中で
14
冬の味覚 甘きおみかん 頬張りて 睦月もすゑかと 感慨深い
24
ねこゴハン皿に 白いおひげあり そっと拾って 天日干しする
23
ご家族と 気づいても揺れ 亡き友の 名前が緑 オンライン中
9
明け方に 底冷えのして 目を覚ます 大寒らしく 咲く梅に雪
33
ボロ負けや 卓に投げ込む 千点棒 追っかけリーチが 倍満で飛び
7
吹き抜けの 雪の舞い込む荷下ろし場 夜通し点いた灯りが翳る
16
冬晴れの 関東平野 清々し 大快晴で 気持ちも軽く
10
金曜日 仕事終えたら 帰りたい 足を阻むは 大雪の壁
15
短歌
(
うた
)
で知る大雪の地のご苦労に寒いくらいで負けてごめんと
27
車窓から 眩しい朝日 照らされて
天晴
(
てんは
)
れ渡る 関東平野
14
ふがいない自分まるっと愛せたら最強になるそんな気がする
23
一条の光はささぬ 手根管症候群の可能性あり
6
題:「今朝の風景」 光る板 指でなぞりて 世と接ぎ あさけの駅に 風ぞ立ちゐる
19
虎落笛
(
もがりぶえ
)
奏でをる戸を摺り抜けて 部屋の暖気に
包
(
くる
)
まりぬ風
28
今朝も雪 かいては積もり 積もってはかき 終わりの見えぬ このいたちごっこ
10
ぬか漬けは塩っぱく酸っぱく漬けてこそ 浅漬けなんてただのサラダよ
23
夏ならば二日で漬かるぬか漬けも 寒中ならば四日を要す
25
池を出て木の実ついばむ鴨親子 寒の合間のまろやかな朝
36
しなやかで 寝相の悪い 君の足 歩数アプリも 十歩カウント
8
北国の開閉ボタンが付いている車輌が欲しやこの寒波なら
24
金髪にピアスをあけてまなじりにラインを引けど GaLには遠し
9
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