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6
千歳
(
ちとせ
)
(
)
経
(
へ
)
て
尚
(
なお
)
胸に生きむ
言霊
(
ことだま
)
を 病み滅びゆく 我に
賜
(
たま
)
われ
25
叩けばでてくる埃をあえて育てたい 恐れと華麗に踊る好奇心
6
好きだよ の言葉も届かない電波 リベラルアーツ うずうずハーツ
7
一年が無事であること感謝して伊勢参りする再びの連れ
6
痛む足 サッと差し出す 靴ベラに サービス料は? 響く笑い声
5
草原に残されていた三輪車に天使が乗ればそこから未来
8
キミが来る 月光に相乗りをして だから私も迎えにいくの
6
蝙蝠は空を飛んでも鳥でない 虫がつくけど哺乳類だ
7
秋の夜のフロントガラスにしがみつき松虫三匹 ジェットストリーム
7
後回しにしてきた愛の巻戻しもうできないよ? サブスクの時代
7
外を見る君がこちらを向くようなすごい呪文は教科書にない
12
Do it yourself.なるテーブルにプライスレスな
老夫婦
(
ふたり
)
の「時給」
8
信じるな 感情を盾に争うな しなやかにしなる剣だけ携え
6
西陽にも逢いたいひとがいるでしょう反対側の空の輝き
14
混沌で浮名を流す安寧の仰々しさに畏れおののく
6
秋空のキンモクセイが呼び覚ます昭和の記憶 芳香剤か
9
M
先生
15
の私にしたためた神の試練は終わりましたか?
9
自撮りしてあまりの暗い表情に愕然としてゴミ箱捨てた
9
秋が来た苦手な夏は過ぎ去った 相撲観ながら酒を呑む呑む
13
天高く馬肥ゆるなら人間も 太るのだろう新米喰らひて
14
夕晴れに建造物は乳の色 やっと感じた軽やかな秋
11
紅を刺すふくれっ面の君の頬 夕餉支度の急須の丸み
20
壊されし養鶏小屋はその昔隣の息子の学費生み出し
26
うでまくらしてくれたからひざまくらしてあげる鎌倉の虫時雨
18
吹けば飛ぶような容量でぼくの声を覚えていてくれてありがとう
7
御老公 黄門様は ドラマでは 高市内閣の 副総理となる
11
そろそろの夕暮れ安いタッパーの98円刻みネギ買う
14
お互いのメガネがキスをしたがってわたしもそれをしたがった
8
最後の夏が終わるらしわたしはまだまだやれるらし、夏
8
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