Utakata
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旭日百
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歌を瓶に詰めて流すだけの仕事をしています
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ちっぽけな痛みひとつが流星で!鋭さもひかりならば愛せる
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蝉のない夏が何日あるだろうおやすみのまえさよならのあと
7
こんなとき自我を証明したかったすきであること触れられるよう
5
病とか傷とか痛み悲しみが全部なかったやさしい夜に
8
本当は何も知らずに微笑みあったあのやさしい夜に戻りたい
4
血を巡るよりも確かな脈打ちをあなたの言葉に見いだせて朝
8
生きてまた、踊ってください。私のまえで踊るため生きてください。泣かないように。
5
きれいだとひらがなで言う人がいる・あなた以外は言わなくていい
8
きみのこと世界でいちばんしあわせなやつにできるよこの日のように
7
泣いたあとほほえむように花ひとつ受け取るようにあなたがすきよ
9
人生の伴侶 あなたが当然におはようを言う今を忘れぬ
9
大丈夫、という言葉の悲しさでつらぬかないでいることの愛
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蹲る時だけ私の足元できれいな星はゆっくり、回る
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きみという生きもの以外の心臓が止まっていると思い込む春
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君が見た夢の全部を叶えたいわたしにだけは叶えられるよ
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見ないでねあなた、わたしがさしあげる歌はやさしいものだけでいい
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なにをしているんだ私あなたごと抱きしめられないくせに生きるな
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たくさんのまだ見ぬ花があるでしょう あなたが次の春を歩く日
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終わりなど想像するなお前の命は病に負けたりしない
(
あのひとを殺すつもりなら世界ごと終わると思えすべてを恨む
)
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おしまいになったら俺も何一つ詠めない夜がくるのだろうか
8
ささやかに生きられたならそれでよく、それはそうとして好きに死にたい
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花、花が、好きです。あれは人間を、優しくさせるひとつの方法。
8
運命はないがあなたはそこにいてこれの名前は奇跡だとする
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忘れないことが正しいような気がしていただけで していただけで
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白色が似合うきみのことでしょうからきっと素敵な春をひらうよ
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あなたには別れたとして悪口のひとつでさえも言わないでしょう
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もう雨が止まなくっても冷たさを愛せるようにはなったんですよ
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火は燃えるあなたのことばを種にして(きれいな頬をあかるくみせた)
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ももいろというひらがなに咲きそうな花をさがしに歩きませんか。
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人間を滅ぼし次の文明は愛の言葉を増やして作る
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