Utakata
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旭日百
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歌を瓶に詰めて流すだけの仕事をしています
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白色が似合うきみのことでしょうからきっと素敵な春をひらうよ
10
あなたには別れたとして悪口のひとつでさえも言わないでしょう
10
もう雨が止まなくっても冷たさを愛せるようにはなったんですよ
12
火は燃えるあなたのことばを種にして(きれいな頬をあかるくみせた)
11
ももいろというひらがなに咲きそうな花をさがしに歩きませんか。
12
人間を滅ぼし次の文明は愛の言葉を増やして作る
7
まっしろの「っ」と「し」の間にしかいない呼吸未満型余白を愛せ
10
あの壺に収まってもまだゆうれいできみが永遠にあたたかいのだ
9
ほしづきの中にあなたを游がして夢さえ見ずあす、会うためのうた
8
春風の中であなたが振り向いて歌とひかりを食べていた午後
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どこまでもこの花束を抱きしめてひとつの春を我がものにせよ
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コーヒーはきらいではない きらいではなくしてくれたあなたはひかり
8
まぼろしの花、まぼろしの匂い。やさしい言葉をかくために掻き抱く
5
二人では食べ切れそうにないホールケーキが欲しい君、が可愛い
8
絶え間なくそして鋭くあたたかくすべての幸をきみにあげます
11
わたくしの声のすべてを詩と呼べるあなたの花より柔らかい指
6
モーンガータの上をゆく船ならばあなたの悪夢も舳先で裂くよ
5
清潔なことばを愛する人の手にノースポールが咲きますように
8
呟くあなたが見たいと
FF外
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に言われて死なずに生きてみている
7
インターネットを引きちぎる夜。私あなたを見つけますから、
6
お前らはみんなばけものあの人の心を殺してなにも言わない
7
逃げるため足を捨てます 鰭にして貴方のいない海にゆきます
10
諦めることをしたとき死にそうで泳げるように鮪を名乗る
5
ジェネリック猫として抱きカシミアの毛布のヤギの尊厳を消す
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孤独には孤独の幸福などもあり、ストローはすぐにふやけたりする
9
うつくしいお前を祝うためだけにあらゆる炎が風に吹かれる
8
波のあいまを縫ってゆくきみという針が遅ければいいなと思う
11
ぼくらとはあけないよるがこなくともあすをゆめみる少年少女
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欲しいです、きれいなあなたが知っている、きれいな世界の汚いところ
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カニカマのパックに自分を詰めてみる 冷蔵庫でねむらせてください
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