起きてても あんまいいことないからなぁ 君はそう言い 繭にこもって
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首筋に残った痣はこの夜を忘れるまでの時間だとする
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タピオカのテイクアウトがいいなって直視で透けるドリンク包装
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失って 失って失って尚 朝を迎えなければならない
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抗がん剤 ごめんねと泣く母 抜ける髪 美しい頭だと 「」は思った
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カフェインの 対戦相手は 眠剤です 判定前に 沈むだろうけど
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知らぬ間に 泣いていました 机にて 届かぬ思いは 辛いばかりで
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眠剤が 効いてる僕は まだ歌を 詠もうとしている フラフラなのに
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わけもなく ぬいぐるみ集める 従姉妹の子 聞くときちんと 名前がついていて
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眠剤は 気休めなのです 眠れない 理由は明らか 君への片恋
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苦しみは 僕の眠気の はるか上 どうあがいても 解決できない
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なだらかなサインカーブは陰毛の白き便座にふわり横たう
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えんぴつを手に取り紙に向かっても ペン先が君の 笑顔を欲す
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動物に 例えるならば 僕はねぇ~ 雄のライオン 髪結いの亭主
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こんなのは 誰の為でもないけれど 誰かのその目に 灯したい歌
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すれ違う ときに肩腕 少し触れて ちょっと嬉しい にやけてないかな
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人と会い、話したときの思い出でカメラロールを埋めるのが夢
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メモ帳に書いた昨日の備忘録 何を書いたか読めないよ俺
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クレープの包み紙まで食べちゃって タピオカ嫌い山羊座の女
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月がきれいだからと君を連れ出して寒いからさと手を握りたい
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ため息を吐いた心の声に問う 逃がす程の幸せの在処
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寂しさは蒼く燃えると聞きました 私は蒼く光っていますか
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まだここに炎が点る場所があり 揺らめいている夜の悲しみ
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倦みてやまぬ心は 空に翔べよとて 吹き抜けの空 ハンケチを投げ
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口許くちもとのニキビを潰してはうめき臆病なまま罰を受けゆく
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祖母が住むホームの天窓見上げたら そうねこんなに冬だったのね
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ひび割れたブラウン管を蹴り上げて最後の嘘を吐き出してくれ
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大便をたくさんしても紙に付く便は少ないこともしばしば
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五月雨に 独り暮らしの この一夜かな
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本を読む一時間かけゆっくりと時給はマイナス千六百円
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