Utakata
登録
Login
ノールック
フォロー
0
フォロワー
1
投稿数
44
1
2
次 ›
最後 »
また見たいこの桜の木君とまたその時ぐらい元気でいてね
9
泣かせたい 最期くらいは 噓吐いて それでも君は 微笑する
7
山桜 いつしか色は 失った 天には晴れ 地には枯れ葉
6
さよならと 己に聞かずは 夕暮れを 愛も一つは 置いてくるやと
9
後悔は先に立たずと言われても君を想えば言の葉足りぬ
8
黙れよと いつかの君は 泣いていた そうかそうかと ひきつる顔で
7
風鈴は 暑さに彩る 思い出を 最期の夏も 色鮮やかに
6
どきどきと 中途半端に 刻むのは 今日は晴天 君がいるから
8
紅に ふと染まりゆく 夕焼けは 妙に悲しく 今日が浸る
10
どうでもいい 時間はいずれ 過ぎてゆく なのに心は あの日のまま
7
好きだった 夜を渡った 花の火も 今夜は右側 無音に響いて
5
星空を 眺めた君は しんしんと 綺麗だねと 言い残して
8
思い出す 横を向いたら 青い海 言葉が絶えぬ あの夏の日を
6
君思ふ 今際の月は どうだろう この空よりも 綺麗だろうけど
6
君思ふ 今際の月は どのくらい 綺麗に満ちて いるのだろうけど
5
夕焼けへ橋を渡って追いかけた目指した地点に涙が見えて
6
感情に 浸りし想いは 愚かゆえ 人に伝えて 想いは失せる
9
真夏の夜 ふと目覚めれば かぐや姫 悲しい顔して どこへゆくのか
6
秋風を 追っていくと 飛ぶ帽子 空に浮かぶ 星のようだね
7
去れば鳴く 遠くの君へ 満月が 置いてしまえば 悲しけれとも
5
さよならと 浸りし顔して かぐや姫 君にだけは 二度言わせぬ
4
どことなく 消える真夏に かぐや姫 どうか僕だけは 置いてかないで
5
真昼の世 蝉は止まって 鳴いている それでも夏に 雲は似合わない
5
レモン汁 ほのかに薫る あどけなさ 半分だけを 君は香り
4
ミンミンと 最後の時も うるさくて 死は恐れずに 聞いてほしいと
4
恋も死も 季節は最後の 短歌だけ 声聞かずして 何を思うか
5
朝過ぎて 黄昏渡れや 夜となり 後ろを走った 流星群
5
汗掻いて 喉乾ければ 水を飲み 覚ませは横で セミは鳴いている
3
恍惚に空に黄昏鴉だけ散った桜は振り返らずに
5
人は恋 時には切なき 物語 散りゆく銀杏 ゆく蝶も
5
1
2
次 ›
最後 »