Utakata
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シロネン
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丸メガネ 子どもの気持ちを 持つオジサン
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「テヘペロ」と 舌出す仕草が 可愛らし 孫に叱られ
傘寿
(
さんじゅ
)
の祖母が
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目に映る 赤と緑が街を染め 鈴の音鳴らし クリスマスへと
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濃い黄色 あの子イチョウの 木のしたで 拾い集めて 落ち葉のブーケ
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冬日差し ひなたぼこする 背を丸め しばし私は 猫になります
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またひとつ ひらり落ちゆく 葉のごとく 辞職願いて 新卒社員
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アスファルト 濡れた匂いが 好きと言う 傘さす貴方 思い返して
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パーカーに タートルネックに 裏起毛
温
(
ぬく
)
くて良いが 乾きにくくて
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近況は ラインのアイコン 写真見て 家族が増えた ことを知るのみ
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山行きて 今なお青し 冬もみじ 恥ずかしそうに 色付きはじめ
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朝夕に ピアノの音が 響くいま 娘の成長 音色で感じ
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風冴える 干し柿たちを 揺らしては かじかむほどに 甘くなりける
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堰
(
せき
)
をきる 口から溢れて 止めどなく 愚痴と言う名の 老廃物が
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何度目か 最初のアラーム 鳴ってから スヌーズ告げる 「起きる時間」と
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寒月が 黄色く照らす 君の頬 イチョウの並木 夜道を散歩
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手にとって 灯りに透かす目 煌めいて 食べず眺める 琥珀糖なり
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練り切りの 柔らかき餡 口溶けて 渋きほうじ茶 甘さを増して
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極端な 生き方って あるんだな ダウンの下は 半袖だけで
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「お願いね」 母に言われて 仕方なく 冷えた玄関 灯油の香り
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光る月 小豆の海に 輝いて 柚子の香りの 餅入るぜんざい
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冬立つが 部屋の隅には 扇風機 居心地悪そに
頭を
(
こうべ
)
垂れる
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布団から 出てすぐ分かる 移ろいが 気迫感ずる 立冬の意地
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パーカーの 起毛のトンネル くぐり抜け 顔出し見れば 冬の景色か
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ジャズを聴く ただそれだけで 大人びて 分かった顔して 目を閉じ揺れよ
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頬つたう 涙で夢から 冷める朝 亡き祖父に会う 姿元気で
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その日の夜 発した言葉 考えて 「温めますか?」の 返事だけだな
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ガジュマルが 大きくなりて 我思う 気づけば育つ 子たちのように
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生き方を 変えた言葉も ここにある マンガも多き 僕の本棚
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晩秋や 窓開け空気 澄みきって 今朝は遠くの 山まで見える
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「見いつけた!」 祖母に差し出す 小さな手 帽子かぶった ドングリ可愛い
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朝冷えて 茶っぱも入れずに 湯を注ぐ 寝間着のままで 白湯をたしなむ
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