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無花果の若木二本に実の数多。妻の指示にて支柱を打てり
8
お月さん 貴方はどうって 聞いてみる 貴方もきっと 見上げてるから
9
AIと映画について議論する褒め褒め言葉に気持ち高ぶる
3
夜の公園 子どもら遊ぶ 声ひびく 猛暑が変えた 夏の風景
14
昼時の住宅街に漂ひぬ 炒飯か野菜炒めの匂ひ
22
い。と結ぶ生々しさをお砂糖でやわらかくする夏 死にたさ
5
柔らかい 月のロマンが 消えていく 衛星フォトの 不毛荒野
3
「上手くいきすぎている」と形容す私のいない君の人生
13
盛れてない自撮りをジャケ写と笑っててグッデイ・グッバイきみはともだち
7
見えてきた 包まれし色 ピンクなり 天に向かいて 立ち姿良し
5
かの色は鋭き蕾に守られて じらすじゃないか グラジオラスは
8
炎暑の夕 枯渇の庭にたっぷり散水 ぐんぐん吸い込み 安堵の庭木
16
速いやつ ちょうどいいやつ 遅いやつ 難しい愛は どこまで続く
3
月なんかよりもきみの目見ていたい ふたつもあるし近くにあるし
4
姉作るそうめん美味し母親のおかわりの声耳に楽しく
35
つまんない部屋のつまんなさがいい日だから花火をそっと隠した
7
いつも冷たい僕の手を人魚だけ「あたたかいね」と言って握った
7
推し曲の一億再生チャレンジをできるかどうか分からぬが、やる/YouTube
18
写真にはうつらないモノがあると知る 「たまや」と叫び 一人でバズる
10
少しでも膝の痛みを和らげる薬は大声で笑うこと
27
人生で行き着く感情の全ての先に必ず在る彼の歌
5
いい夢か悪い夢かも分からない夢見て起きてまた夢を見て
5
人付き合い 苦手意識は ありますが 一つ気合いを 入れ頑張ろう
7
1万日すなわち27年の意味はなかったでもまだ歩く
8
梅雨明けの日差し重ねて刷るごとく腕時計の跡しろく抜けをり
13
ワンカップ大関供へし祭壇に父の名残か行燈ゆるる
17
真夜中の 点滅してる 赤信号 キミを送って 歩いて帰る
3
目隠しで棒を振り抜く 音を立て赤く熟した夏が飛び出す
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雷は美しきものと気付きたり六十路の耳に心地よく響く
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ぞっこんの首無地蔵また会いに来れた足腰御守は幸
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