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手を繋げなくて悲しい 恋人じゃない人と歩く冬のアメ横
7
憧れの逃亡生活準備して サンドイッチ用お手拭きもある
7
スライムのイメージ画像はドラクエの真顔ではなく転スラの糸目
6
戰爭を 好む暴戾 隣國は 我等護るは 祖國の平和
6
立春に 眞たる午の 年來たり 安泰願ひ 參る神佛
8
徴兵制復活しても私には資格ないだろうちてしやまむ
16
君のこと好きな私が内にいて 探さないで、と別れが言わせる
15
剣をとれば一期一会の友うかぶコンクリートに靴履きでさへ
12
温度計プラスをさして立春の辻立ちよりもはやい旗振り
19
千体の観音を見ゆ回廊に居る訳も無しキアヌ・リーブス
15
世界ごと買える気がするAmazonで 短歌の本を探す指先
17
「合格」とメール届いていた今朝も鳥に施す一握の米
12
学び舎へ行けぬ娘は
春隣
(
はるとなり
)
ゆるむ蕾に希望を
抱き
(
いだき
)
29
列を
作
(
な
)
す 灯籠の
赫
(
あか
)
き
燈火
(
ともしび
)
古き和風のイルミネーション
23
早春の空樹の塔の尖端に 春告げ鳥は止まるだろうか
24
三層の劇中劇を観るような半覚醒の悩ましき朝
22
懐かしき帰らぬ人と語らえば夢は現に笑いは風に
20
満ちる月 炬燵に入りて 羊かんを 栗の寄りしぞ君へと分けむ
23
あたたかき空気がそっと身を包み振り子は元の平明に帰す
23
陽だまりの集う談笑心なき刺さる言葉は氷の世界
24
生更木の 凍てつく大地に麦踏みの ザクザクの音春近づきぬ
25
太陽も星もコンパスなるらしき 春待つ
白鳥
(
はくちょう
)
シベリア思ふ
38
聞き逃し ラジオ深夜便 朝に聞く 昭和の匂い 我、娘となる
14
冬晴れや水減るダムの底深く沈みし郷のまほろばの影
41
真っ白の庭に優しい立春の陽長かった闘病生活
13
悴
(
かじか
)
んだ指が何かを教えてるひと
気
(
け
)
の絶えた二車線の
路
(
みち
)
15
言の葉が ふわりふわりと 舞いながら 逃げ出していく 夢うつつの夜
12
かさね着の万葉・古今のかたわらにニュートン・オイラー置かるも愉し
16
膨張する宇宙の話面白き 意味不明なり 茶を啜るなり
17
十八歳
(
じゅうはち
)
の我らに教えし「たけませか」若き助教授リタイアと聞く/<撓み、傾斜角、曲げモーメント、剪断力、荷重>の頭文字
14
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