草花を 写真に残す方法で花摘みをして 命を摘まず
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モノクロな 弥生にあがなう ご先祖に 蕾がたくさん ついたナデシコ
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まっくらな世界の中に一筋の光差し込む「転」が足りない
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人生は 愛したことを ファイルして 心に刻む 一冊の本
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夜も更けて 静かな闇で 青葉喰む 田舎の夜は 鹿の楽園
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さよならは 君を愛した 記憶だけ 心にしまう また会う日まで
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涙くん 君と別れる その日まで 笑顔の脇に 取って置こうよ
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波音の刻むリズムを一秒としてる世界の平均寿命
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曇り空 今日こそ雨よ 降ってくれ 春が始まる 植物のため
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鯉のいる 小川の際の 広い土地 使わせてくれ 心の叫び
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高齢で 畑ができぬ 老人が 草ぼうぼうの 処理に困りて
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畑から 畑に資材 移動する 田んぼの端を 綱渡りして
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情報に 振り回されて いるよりも バッサリ切って 植物の世話
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黙示録 今の時代を 的確に 予言しています 読んでみてみて
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コンピューター インターネットで 繋がって スマホ、エーアイ ついてゆけない
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つまらないものだと言って本当につまらないものくれて沈黙
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先日までの一メートル余の屋根雪もじわりじわりと春陽にとけゆく
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梅林のふわふわ春の香の舞へば見渡す富士も霞みほろ酔う
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リビングに雛様並ぶタペストリー和む花月うららの午後なり
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霞立つ ゆるりと流るる春の日に 深山のカタクリ覆い隠せリ 
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激情のダンスのあとのS4M  過ごした日々は嘘ではないのよ
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雨ならば傘をささずに歩きたい 見られたくないのこんな表情かおなど
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大勢で 影を写して 手を繋ぎ 勝って嬉しい 花いちもんめ
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生きるすべ 四十よそとせまでは 惑えども 学びを重ね 気づきに至る
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走り込み 春の気配が 感じられ 坂の上では 雲がかがやく
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生たまご 命あるもの ありがとう 毎日無事に 今夜も明ける
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言う通り巻きつけてみてうなづいたこうして選手は痛みを耐える
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テーピング3本あって使えずに『つきゆび・テーピング』検索をする
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爆ぜる意識 記憶の裂け目 そして明日へと叫べ!
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永年の特技であった修復も四つん這いでは堪えるものだ
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