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往にし夏忘れられずや鈴虫の声に埋もれて蝉が鳴きけり
1
虫の音がさやけく響く秋の夜の風を涼しみ、オチは無いです。
2
唇を好きなかたちに染めていく私の生き様塗り重ねてく
2
自販機を過ぎていく背に花束と無縁の影が取り残されて
1
病中の夫の昼のおにぎりに 代返頼んで列車飛び乗る
5
大切にしていた星が砕け散りきみの背骨を覆い隠した
3
棘のない柊の葉が眠るころ 白い小花は赤く静かに
1
迂回した夏から逃げて逃げて秋 きっと踏み越えられない秋だ
5
夕焼けが合図なんだねとんぼたち 山へ帰るの すすきは寂しい
6
指丸め のぞくと淡い月があり心は銀河を旅する秋の夜
6
太陽のような君には分からない僕の目からは雨が降ること
3
とうめいのガラスに閉じた大自然美しくあれせめてここでは
2
何回も針を戻した壁時計 必ず遅れる使命のように
1
雨雲が近いと知らせる片頭痛 無神経にも暴れる神経
2
あのひとに 会いに行きたい 訳じゃない ただあの光に焼かれたいだけ
2
生徒の名 まるで試験だ 先生は 辞書を片手に 四苦八苦する
2
この恋に 未来はあるか 夕焼けに 染まる綿毛を 一気に飛ばす
2
身の凍る朝にも山の頂は うららのひかり吸って目覚める
4
あした世界が終わるという噂でよろこんだ方の生徒でした
4
名前のない労働者らが名の知れたウイルス拭うバックヤードで
3
夜露日に 池を嗜む あなたの影 儚げな瞳に 釘を刺しながら
1
山奥に そっと静かに差し込んだ 朝陽のような声、消えないで。
1
夕涼み 秋風揺れて ふと気付く 取り残されたる 風鈴の音
1
燻製の盛り合わせにて会いましょう いつかの焦げた思い出たちよ
2
書店にて立ち読みすれば千年が経って足場にネモフィラの花
6
切り分けた 果実の片方であるならば どうかどこかで、幸せでいて
2
死にたくはないけど生きたくもなくて 午前
1
時のコンビニご飯
2
あなたさえそばにいれば幸せになれると信じた私を恨む
1
あしびきの山裾広る三輪山の神さび無けば此所に住まはじ
1
体浮き心離れて世を見ても 地に足つかねば生きる実なし
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