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出世して 別人になった 我が上司 哀しいけれど これが人間
6
大部屋の畳は音をよく吸ってぼくの布団は夜の中心
3
眼鏡屋の退店の時お見送り本当にそれ必要なのか
2
授業後の待ち合わせ場所現れていい匂いだと君が褒める
2
吊り革の移り変わりを楽しんで丸から三角次はどうなる
1
バスめぐり懐かしいなと目をやるとそこに在るのはかつての
住処
(
すみか
)
1
夢
現
(
うつつ
)
区別のつかぬ幸せをめがけて私は夢に飛び込む
3
目を閉じる微かに聞こえる衣擦れの音を見るとそこには君が
1
歌を詠み読めない漢字にルビを振る少しでも頭がよくなるように
1
一日の家事終えたあと 刺し子布巾縫いて心を整えて居り
9
ホイッスルピーッと鳴らす駅員の見送る背筋ピンと伸びて
2
伸びた爪いつかのネイルを思い出すあの日から私変われてないね
1
芳醇や玉ねぎ焦がすバターの
香
(
か
)
宅地の路にお裾分けかな
5
準備をし音楽に乗って安楽へさあ飛び立とう大きな空へ
1
寂しさを誰かのパパが作ってるシュークリームで埋めてから寝る
8
つたなくも うたに乗せたる 我が想ひ 天まで届け 祈りと共に
6
肺雑のラ音の先に私いや貴方が私を通して聴く
3
果てしなく 続く廊下が怖かった なにも知らない幼きわたし
5
嫌だとは 自分のために言わないで 被害者づらで着せる罪状
6
この夜を溶かしたインク詰め込んで手紙を書くよ彼岸の君へ
5
想
(
おも
)
ひては
千重
(
ちへ
)
頻
(
し
)
く
頻
(
し
)
くに差し
汲
(
く
)
めど
掬
(
むす
)
べぬことを知りて差し
含
(
ぐ
)
む
2
堂々と している恋も 日陰のも 短歌にすると 同じ恋愛
5
いつもなら 一人で歩く この道で 隣に君が 歩く幸せ
12
熱もなく電話待ってる駐車場 いつまで続くリモート診断
3
「大丈夫 一緒に行って あげるから」 ほんとは僕が守りたいのに
10
「この赤とひと休みしよ」囁いたあなたの首、もう日に焼けている
5
「もう青に追いつけないね」信号に微笑むきみへ夏風よ吹け
6
OD
もリストカットも世間での「自分らしさ」の輪には入れず
6
信号をきちんと守る人だからぼくの一部をきみに委ねた
6
この命期限の切符が切られたら 私は迷わず
貴方
(
あなた
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