Utakata
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可惜夜
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あたら‐よ【可=惜夜】
明けてしまうのが惜しい夜。
noteはこちら→
https://note.com/ukmako
作った順番通りに短歌を投稿しているので、季節感のないものが散見されると思います。
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能登の
女性
(
ひと
)
奥ゆかしいと教授が言う 言い換えれば我慢強いだけ
6
金沢で被災してから能登に帰り無事でよかった私の家族
8
可惜夜を久々に開いてみると 日常が変わらずそこにある
2
ふと目覚め昨日を
反芻
(
はんすう
)
涙して
344
(
三四四
)
の時計の文字盤
2
最近ね短歌にハマって作ってるなんて言えないまだ恥ずかしい
10
ぽつぽつとこぼした際にありがとう知ることのない母の優しさ
5
死を選びいろんな方法試したがなかなかうまく行かないものね
2
休みの日散らかった部屋を片付けて上裸で布団に包まり愛す
4
死のう死のうずっと思ってやっと決めた白い薬を全部飲み干す
3
髪を切り黒く染めて面接へ落ちてもいいやどうにでもなる
8
勢いで好きだと伝えて振られたわ今は家族に会いたくないな
5
もやもやとした感情を抱えたら伸びた爪を噛んでしまった
3
スカートのプリーツの
襞
(
ひだ
)
からのぞくのは白い太もも青筋走る
2
青々と澄んだ海に泳ぐ
女
(
ひと
)
恋をしたのはジャケットの
絵
(
きみ
)
1
巻き戻し何度も何度も聴いた曲遠い昔の記憶を戻す
7
猫の目を見つめてみればキラキラとビー玉みたいに光を集める
8
黄昏
(
たそがれ
)
に散らかった部屋でコリックと蓄音機から濁ったピアノ
4
ほととぎすあの世へ誘う
黄泉
(
よみ
)
の鳥私の心身そちらに
誘
(
いざな
)
え
2
花の名を教える母の尊さよ色とりどりの花が包む
4
薬指の責任とって銀色の冷たいリングが指締め付ける
5
春先の曇天の雲みた後で手先の冷たさ温めてね
2
爪の色ピンクがモテると言うけれど好きな色は寒色系さ
4
母親のあんたは男運ないからねその言葉から逃れられない
4
好きなひと一番決めなきゃいけないの?やっぱりいいです我慢するから
2
死ぬなよと簡単に言ってくれるけど生きるのとても辛いんだからね
3
授業中キーボード打つ指先にどうしても恋をしてみたくなった
2
無機質にリズムを持った建物の灰色に光る地下の階段
4
ガタガタと揃わぬ爪を伸ばしつついつになったら綺麗になるのか
2
学生の頃に戻ってみたいなと今更思う春先の曇り
2
セーラーのスカーフ結んで鏡見るそこにはいつもの私が見える
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