Utakata
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夜片なぎ
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短歌初心者。続けていきたいです。
月が見えない部屋、「きみも今月を見てるかな」すらできない部屋だ
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投函をしない手紙でだけ言える「今でも好き」を葬れない日
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残業も遅刻も乗りきる 安っぽい歌でどうにか
M
V
にして
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ヘッドフォン外して月を睨んでる人いてたぶん戦闘開始
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就活の帰りにペンで書きなぐる【急募】あの頃の夜空の匂い
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砂浜と一年ぶりの再会に大はしゃぎして駆けるサンダル
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ドーナツを頭の上で持つ息子「てんし!」って、いや生まれつきだよ
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六月が逃げてくかわりに七月は泣いてるわたしの頭を撫でた
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雨のあと虹がでるのは僕たちを超大好きな神のツンデレ
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初雪が見たくてここは沖縄でガトーショコラに粉砂糖まく
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「あたし画を描きたい『綺麗』を信じたい」花びら、スケッチブックにはらり
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「この赤とひと休みしよ」囁いたあなたの首、もう日に焼けている
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「もう青に追いつけないね」信号に微笑むきみへ夏風よ吹け
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この瞬間眠れぬ人へ「わたしもです」 エアーであなたの背中をさする
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モノクロの世界も春が好きでしょう ページつかまえ花びらを待つ
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テーブルのいろはすの中のさざ波はきっと貴女のまばたきのせい
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花束のふりしておまえに逢いにいく 恋や腐臭はミモザで隠す
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もうきみがいない街ゆく彩雲でふたりの日々をそおっと包む
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図書室で恥じらうきみから零れでた赤い栞は運命の糸
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青い鳥ごっこしようよ この空はきみの翼のためのパレット
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