ひげをそる顔削るよにひげをそる つるりとあごを確かめてみる
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ゆらゆらと 魂宿る 駅舎にて 今宵も君の 囁きを待つ
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「ただいま」のラインは二度と────現かも解らぬ濁世は何故なにゆえあらん
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探し物 失くしたものは 物でなく 仕舞ひぬ場所を辿りぬ記憶
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つとめ先やってる感をだしながら明日の私にこっそり投資
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億に一つ生まれる僕らは超幸運みんな持ってるラッキーの種
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部屋干しで みるみる上昇 湿度計 洗濯日和に お日様ゴメン \ 関東はカラカラです
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この薬 眠くなるかも 知れません 聞いた側から もう眠い俺
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いそいそと 今夜も飲み会 まっ、いいか 君のご機嫌 我も幸せ
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早番の日は暗闇で目を覚まし 朝が来るのは職場の窓から
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BeReal次の電車が来るまでにどうか通知が鳴りますように/君と写りたい
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わたしたち水には還れないみたい 手を繋いでいて、オフィーリア
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「限界」のキワまで冷えた骨組みを四十二度の風呂で煮直す
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4回生すべての用事に「最後の」がついてほんのりエモーショナルだ
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「天使」だの「春」だの言ってる口すべて雪で塞いでしまいたい夜
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ここ数年 親の顔より 見た歯科医 最近看板 入らぬ視界に
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土手沿いの 斜面に群れ咲く 黄水仙 風に揺れつつ ツンと顔上げ
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ふとした瞬間(とき) 息子が見せる表情に 夫の面影 見え隠れして
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枯れ果てた 稲田にひらり 舞い降りて  株間さまよう シラサギ一羽
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一億の國民たる日を逃れ得ず國家のひとつの家に喀く血も
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民衆少なからず飼はれたる故に此処に危機あらざる今は
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面並べる演説臺のたれかは嫉み読みて辿りぬわが闘争を
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われの政治に沈みゆく午後の選挙車へ冷たき瞥を送る
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弱き支配到る處に晒されて候補の顏がよごれて立てり
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嫁娘母よめこははの どれも中途にこなしては 泥のわたしを 慈しみおり
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不機嫌に睨んたような顔になる それは良くない老いひしともがら
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返信は「傘がないから」 それだけで恋の終わりを知ってしまった
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いや違うオレの真意はこれこれと言うも全ては後の祭りか
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短慮せず閉眼呼吸忘れずに一長一短断ずべからず
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赤ずきん令和の巷ひとりゆく毒牙待ってていけないことよ
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