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険しきを生き抜く鳶に我ならば雲をしのぎて
翔
(
かけ
)
りなましを
10
感動と正反対なことたちが何て沢山あったのでしょう
9
歌ひしは魂が声聴くがため心叩けば琴線奏ず
15
椋鳥が蜥蜴を咥え誇らしげ遠い祖先は恐竜なれば
19
廊下にて楽しげに群るる背中らに バックモニター付けてやりたい
8
疎開先 文字を綴れぬ 幼きの はがきに記す 小さなばってん 「字のないはがき」
17
蝉時雨 徒然
懐
(
おも
)
う 水飛沫 我が子が知るは 納戸のひや風
5
子供らの視線と埃が交差する暗幕のなかあの子のとなり
6
工事中 近道ふさぐ看板に見慣れぬ路地でみたらし三本
8
「隠れ身の術!」と大きな傘に隠れた息子。梅雨の始まりと幸せ。
7
お別れのカレーを作る台所涙流して玉ねぎ刻む
17
初夏来たり 様変はりをし 南天は 白き
小
(
ち
)
さき
蕾
(
つぼみ
)
を着けをり
28
瓶ジャムの 底をさらった ゴムべらは 驕らずもとの 水切りかごへ
19
庭に咲く 花名を聞かれ 我家前 お散歩コースに なっていると知り
15
歳月は魔法となりて皺を消しふたりは今や推しつ推されつ
12
しょっきだなの うえから ねこがみおろして ようじはなあに ながれるおみず
20
日常をこなしただけで日が暮れて保留案件今日も手つかず
27
施しはするも忘れて構いなし受けた施し忘れるなかれ
15
飛べないと飛ばないの差を知った日にひろがる空の飛びたい青さ
6
緑葉は乙女の黒髪の如く艶々として麗しくあり
22
桜散る狭間逆風構わず飛ぶ雀 それだけ
2
感情の執着悲喜は問わずしてやめて人になりたい不思議
2
わけはある叫び出したくなる訳は きみとぼくとをつなぐ泡沫
7
乗っかって乗っかってきて危機煽り我が町からはゴミ袋消え
8
日々重さ増してく神輿担がされ値上げの値上げの値上げの値上げ
11
重くなる神輿をみなで担ぐ日々転嫁できないとこから潰れ
12
「始めの一歩」踏み出す前に できぬ
理由
(
わけ
)
並べて躊躇 足踏みのまま
17
猫の砂くっついてくる撒いてゆくなぜにカリカリいたるところに?
14
五月晴れ 時間愛おし 目、耳、心 満開にして 今日を過ごさん
10
老害を自覚しているエピソードまだ言わないぞ古希の青春
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