デイケアに見知らぬ人の集い来て会話弾みぬ学びの場かな
19
仏壇に ノルマのように 供える飯 未来ありしか 彷徨える吾に
10
朝一番 全国ニュースに故郷の名 暴風雪の町を案ず
26
夢に見た死体はのっぺらぼうなのに 殴った顔見りゃあなたが死んでた
6
会合を 終えて事務所に 戻る夜 貴女のチョコは 残業食に 
28
ごめんねとありがとうを指先に 集めて握る最期のとき
7
金曜の夜はふたりでおつまみを作ってゆっくり呑むのがたのしみ
26
「おい、それは言っちゃだめだろ」そうだよね 「で、その後は?」なんだ聞くのか
5
腕立てがスイッチ持ってる並行線パラレルワールド超えて行こうぜ
14
エックスワイに写像されただけ 言葉へ賛美は申し断る
6
衣食住 足りて医職自由 担保せり 暗闇の中 吾突き進む
8
脂のり たまり醤油で 照り焼きに 炭火の香り 食進む夜
29
来週に向けてネットで遊泳 彼にチョコレートは甘すぎる?
7
目の前の 高齢弱者 叩っ切る 政府政策 殺陣師のように
14
翔平とジョブズの生まれた星だから でない僕らに 生きる価値ある
17
春近し幼さ抜けて駆ける馬 咲けよと願ふ先陣の風
21
お疲れと いたはる湯加減 バスタイム たいも心も ほぐさるる宵
34
干上がって 茶色だらけの ダムの底 いにしえの村 姿寂しく
34
一点の 汚濁もなりし 水道に 亀裂が入る 国家の如く
6
ラーメンのストーリーズに即いいね 緩慢な死へそっと一押し
9
浅草寺 知らぬ話で 花咲かせ   私はすでに 我が家恋しき
10
カップへと琥珀の滴る音さへも 君待つ時を満たしてゆかむ
20
伝えたい幾多の想い 言えぬまま 看取りし父の春がまた巡りて  (父の命日に寄せて)
17
その花を咲かせる種はどこにある? 追い求めても見つからぬまま/②
31
人生に再び咲かせたい花は ほんのりと清楚に香る花/①
28
国家社会主義ドイツ労働者党と 彼等の理想はとても似ている
17
AIが 瞬時に提示 夕飯の レシピを頼り ピンチをしのぐ
21
働いた経験もない遊民の 企業敵視の幼稚な言説
18
白い地図自分とみんなで描いてく、その地図の名を人生と言う
9
駆け抜ける選手がつくる突風は熱狂という渦を生み出す
9