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都会を聴きながらこの悲しみも儚さも私が選んで掴んだもの
5
ステップをちょっぴり上げるワクワク感 夏物チュニック編みて味わう /初挑戦
25
「デ・キリコ」
(
イタリアの画家
)
不思議な絵画に 身を置いて 角の先には 見知らぬ世界
14
住宅地 すき間を埋める 一戸建て 間を抜ける 風は気ままに
18
床下に
夫
(
きみ
)
が遺した漬け物瓶 微かに残る塩らっきょうの
香
(
か
)
21
嫌なことは 水に流して ラブホテル 君
(
夜
)
が終われば 夜
(
君
)
と死ぬだけ
3
田舎都市 イベントあれば 住む者に 不便を来たし バスも立ち乗り
15
石楠花
(
しゃくなげ
)
の花を見るたび異世界で私の中の
千尋
(
ちひろ
)
が走る
26
夏日越ゆる皐月の風は やや涼し 日陰で休憩 冷ゑたカルピス
26
ペンを執り字を書くことを怠れば 文明人の資格を喪う
16
しあわせは子猫のかたちいるはずのない温もりをただ祈るだけ
18
恋をする君には長いミサンガを 切れない内は一緒にいてよ
7
新しい人が入ってくる隣リフォーム続く1日作業
12
強すぎず弱すぎない光の刺激 低温調理で気付けば手遅れ
7
ウミガメの 産卵地です プラゴミは お持ち帰り くださいませ
12
雨降りて 疲れも流す 夕風が 休んでいいよと カーテン揺らす
29
豚肉のまっかなドレスを火で溶かしほんとうに 命を殺してきた五時ちょうど
7
ああまた誰かが慰めに失敗したのか二度目の雨に濡れながら思う
12
しまっていた箱から君が僕を見る 消えない期待 片付けさせて
10
みなのほう 根を伸ばそうとする しかし 水は吸えない ただ朽ちるまで
8
「二十代なら辞めたとおもう」担当の真面目かなしき 国はうそつき
11
大野町まちの管理のバラ園の爛漫の花にこれが無料と
25
キンキンに冷やして飲めば美味かろな脂肪たっぷり無調整乳
19
手の甲に口づけをして頬に当て甘く自分を放りたい午後
27
タンポポの綿毛をそっと吹く子供 きらきら光る空はあおいろ
39
強引なきみの臆病に触れた日剥がれはじめた嘘がまぶしい
6
庭先の紫陽花はまだ咲かなくて花屋の棚は値が付き並ぶ
9
「静電気起きた」と言えばキョロキョロと辺り見回す愉快な
三歳
(
みっつ
)
11
ふさふさと生命謳歌草と木と明日は刈ると草には告げる
19
ペダルこぎ 朝日さしこむ 庭に白 梅花空木に アゲハ舞おる
17
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